最近の新聞やテレビ報道、日中問題が大きく報じられている。
正直言って、双方にとっても愉快でない記事ばかりである。
先週のデモのあった日、上海にいた知り合いいわく、
「日本の報道のほうが加熱しており、驚いている」という。
中国国内では、デモのことはほとんど報道されていない。
共産党の一党独裁だから、報道規制は当然と言えば当然。
日本と中国との関係、政冷経熱と言われ、
たとえるなら、お金でしか繋がっていない愛情のない夫婦のようなもの。
その関係は「金の切れ目が縁の切れ目」といったあやゆい関係。
日本の中国との歴史は、遡れば、古代までいってしまう。
徳川時代、交流はあったが、その付き合い方は、今と同じで「政経分離」。
中国との付き合い方は、その当時からも何ら変わりないようだ。
さて、どうしていけばいいのでしょうかね。
現実は、今の中国は政治的にも経済的にも極めて矛盾を抱えた状態。
それが、いつ暴発するか分からない。
結局は、時間が解決するしかないのでしょうか。
日本でビジネスをしている中国の人と個人的な付き合いはあるが、
中国人に限らずアメリカ人しかり、個人レベルでは良好な関係。
これが、国家レベルで事あると、険悪な関係に陥る傾向に多々ある。
国家威信をかけた面子の問題なのだろうか。

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