今日は3月3日ひな祭りですね。
このひな祭りの色はなんと言ってもピンク色だと思います。
色にはそのイメージする元が必ずといってよいほど含まれています。血の赤は、情熱の炎の赤、危険を察知する赤、心が高揚する赤。
ところでネガティブな色、例えば白に始まって黒に終わるグレースケールはつまらない色なのでしょうか。私はこう思います。
すべての要素を包括した、要素の元になる物それがグレースケールです。だからどんな色にもなっじみ、あまり好き嫌いも無いと考えます。
本来グレースケールは明度、つまり物の明るさに置き換えることができます。
明るい所にある鮮明な黄色、暗い所にあるよどんだアンバー、それらは状況に応じ皆、魅力的に見えるはずです。
ここでは光の三原色、明度、彩度、色相と言うアカデミックな話をするのはよしましょう。
一つみんなで考えてみたいのですが、小さな子供はみんな淡いピンクや空色、卵色のような刺激の少ない色がすきなのでしょうか。又単色ではなく色とりどりが良いのでしょうか?
私は児童心理学者ではありませんからその真意を推し量る事はできませんが、もしかするともっと個性的な大人とまったく変わらない色を好むのかもしれません。色の認識と言う側面で、ぼやけた色よりもはっきりとした原色を好む傾向はあるとは思いますが。
幼児用の製品をデザインする時、対外のメーカーは一律にこの既成概念?を子供達に押し付けようとしています。
あれって実は大人達の勝手な想像の産物ではないのでしょうか。

0