いやはや、先月の話なんだけどナカナカ書けなくって今更ながらの初塗り記事デス^^;
丁度ひと月前の仕事始めのバタバタが少し落ち着いた昼休みだったんだけど髭親父の会社の
ひと廻り年下になる営業さんが珍しく話し掛けてきたのヨネ。
「天久さんって趣味でフィギアとか塗ってましたよね?」
「ウン、もう15年以上ミニチュアゲームやってるからネ^^」
「ソフビにペイントするのって難しいですか?」
以前から聞いてたけど子供がウルトラマンにハマってて週末は親子でDVDを観たりしてるそうで
初代から最新作までバッチリ押さえてるけど今お気に入りなのがウルトラマンゼロダークネスとか
言う悪いウルトラマンらしくてソフビ人形を買ってあげようとしたら絶版になっててネットで調べてたら
amazonで定価の10倍近い値が付いてるし手持ちのソフビをリペイントして誤魔化そうってな話。
そう言えば髭親父がGWJで営業やってた頃、模型屋さんにシタデルカラーを紹介する時の定番の
セールストークは「ソフビ、ポリカでもバッチリ塗る事の出来る高性能の水性塗料!」だったカナ^^;
そこでペイントの能書きやら最低限必要と思われる材料や道具について説明してみたんだけど
考えてみれば諸々揃えるだけでプレミア価格のソフビ買えちゃうんじゃネ?しかもペイント未経験の
同僚が塗るとなると悪戦苦闘は必至だろうしナァ・・・ってな訳でリペイントを引き受けちゃったノネ^^
さて、下の画像が預かったウルトラマンゼロの上半身とダークネスのソフビ写真。
そこでヤットコサ思い出したんだけど何年か前に観た映画にセブンの息子で登場してたのがゼロで
その続編があったなんて知らなかったけどネットで調べてみると「雨上がり」の宮迫が声をやってた
ベリアルに身体を乗っ取られたのがゼロダークネスって事らしいのでゼロを素体に塗るんダヨネ?
同僚曰く「ほとんど真っ黒で赤い線をちょちょっと塗って背中もソフビと同じ真っ黒でOKです」って
言ってし「モールドは無視しちゃってソレっぽく塗って貰えるだけで充分ですよ」って言うのヨネ。
まずは真っ黒クロ助にすべく休みの日の早朝に屋根・・・じゃなくって今回は道路に出てシュー!
チャント中性洗剤で洗って脱脂しとくように伝えたから大丈夫とは思うけどサフが乗るカナって
心配したけれど、そこは鍍金工場の営業さんなんだから下地の脱脂が重要なのは心得てるネ^^
サフが乾いたら毎度ミニチュアペイントでは定番で使う混色の金属色で全体にドライブラシ。
(シタデルカラーのアバドンブラック4:リードベルチャー1くらいで作ったカナ?)
コレやっておくと造形の境目とか解り易くて塗り残しやハミ出しが減るから面倒がらずにネ^^
続いて顔と胸に旧シタデルカラーのボルトガンメタルでドライブラシ。
眼は旧ファンデーションカラーのイアンデンダークサン、額のカラータイマーと身体のラインは
シタデルカラーのコーンレッド、胸のカラータイマーは旧ファンデーションカラーのネクロンアビス。
黒い部分は旧シタデルカラーのケイオスブラックを柄の修正をしながら塗っていったんだけど
モールドを無視しながらフリーハンドで左右対称のパターンを塗るのってホント苦手で悪戦苦闘^^;
でも折角だし同僚の息子さんに喜んで欲しいから画像検索して背中もチャント塗っちゃいマシタ。
まぁ取り敢えずコレでベースカラーは全部塗り終えたので金属色部分にはアーミーペインターの
ダークトーンインクを使ってシェイドを施し悪役っぽく暗い雰囲気にしてみましたヨ。
さてさて、残すは仕上げの上塗りで金属色部分にボルトガンメタルで軽くドライブラシしたり
溝の部分に一段目のドライブラシで使った混色の金属色を塗って明暗をクッキリさせマシタ。
カラータイマーは額がブラッドレッドで胸がストームブルー、眼はゴールデンイエロー、身体のラインは
レッドゴア、黒い部分は柄を修正しつつ引き続きケイオスブラック(いづれも旧シタデルカラー使用)
いやホントに手強い奴だったけどナントカカントカ形には出来たっぽいので最後に仕上げで
額と胸のカラータイマーにシタデルカラーのアドコートをベタ塗りしてテカテカにしたら、全体的には
ソフビ人形らしく半ツヤになるようアドコートを水でウン!と薄めてからバシャバシャ塗って終了!
2018年の初塗りはミニチュアでは無くソフビ人形だったけどナカナカ愉しいペイント始めデシタ♪
ところで週明けに会社で手渡した悪いウルトラマンを見た同僚は大感激!
持ち帰ってベリアルの両腕と下半身を取り付けたら考えていた以上にゼロダークネスっぽくなって
息子さんも大喜びで親子共々ウルトラ怪獣ソフビの中で一番お気に入りになったと教えてくれマシタ。
何にせよ自分のペイントしたモノで誰かが喜んでくれるなんて幸せな話だから塗って好かったナァ^^