ゲンゴロウブームに沸いた
何年か前の夏
ハリネズミを捕獲してみたお話し
ナミゲン探しの最中に
”この近く”でハリネズミが獲れることは把握していたが
本当に獲れたよ!って連絡が入った
そりゃ行くしかないよな?
猛暑は山の上でも同じ
いくら池の中とはいえ,体力をジリジリ奪っていく
油断するとフワッと快感さえ感じる程の暑さ
野球部だった君なら分かるはずだ
まさに灼熱とはこのこと
ゲンゴロウ探しに24時間不眠で勝負をかけたマサと俺は
既に電池切れだったはずなのに
人間の動力は時に信じられないパワーを発揮する
200km先が近いとか言い出す始末だから救われない
出不精な人には信じられないだろうが
これが我々の距離感ということを理解しておいて欲しい
本題,ハリネズミの捕まえ方だが
いたってシンプルだ
とにかく歩く
ミズウオを探すのと一緒だから今日この話しを書いてるわけ
ヘッドライトで照らしながら永遠と歩く
疲労困憊
故に無言で歩く2人と元気な友人
偶には無言な時間も悪くない
互いに何か考え事しているようでしていない沈黙だ
疲れ切った時によく陥る
気にする必要はない
それはそれは可愛い生き物だった
アムールハリネズミは特定外来生物に指定されているから
飼育できないのが残念
今年はアスファルトすら解ける程に
燃えるような夏がやってくれば良いなって願ってる
ちょっと無理なドライブでも良いから
ハリネズミに会いに行こう!
fin

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