2012/12/9

「左官」だからこそ、勝てる!  いい話
 建築に携わる特定の技能者、それが左官業である。
しかし、本音では現在の建築業は過去のものとは
異なり、建築そのものが分業化され、更にシステム化
されたことによって、利益分配率では、現場に携わり
一番評価されるべき面々こそが苦湯を飲まされている
のが実情です。

加えて世間ではリーマンショック、ヨーロッパ危機、
円高等、国内の生産業は想像を超える程の大打撃を
受けております。

話はそれますが、例えば国内での「ツルハシ」製造
メーカーは全て無くなりました。皆さんが使う「軍手」の
生産工場は国内では大阪の1社のみとなり、利益は出せて
いないが、「この最後の工場が無くなったら万が一
輸入が途切れたら大変なことになる」と、各社
問屋が必死で維持している状況である。
他にもブールーシートや土のう袋等、皆さんが使う
あらゆる消耗品や、作業工具までにもその厳しい
状況が続いております。 信じられないかも知れませんが
両口ハンマー・石頭槌ですら、来年の中頃には国内
生産が中止されることが判明しております。

話をもします。
それでも「左官」は勝てるのか…
いや、生き残れるのか…

実はこれ、私だけの意見ではあのません。 とある
経営学・経済学を学んだ際に確信した理由にあります。

現在の日本ビジネスを大きく分ければ、
2つに分けられます。

一つは個人経営による中小または零細企業。
対するは多くの投資を受けた大資本企業となります。

小泉内閣の時に行われた、金融ビックバーンによって、
投資者への報酬を拡大、経営を明確化することで個人投資家が
増大、良くも悪くも「株」は安定資産ではなく、
如何に短期で利益を出せるか、企業側は如何に成果を出せるか、
その一点に絞られ、多くの企業は前年度比の成果を常に
追い求めて来ました…

しかし、どうだろうか。

日本を代表するSONYや言えばきりがないほどの大手
企業の株が暴落しております。

(注意)日本の大手企業の多くは金融資産を海外に多く持ち、
莫大な利益を上げておりますが、株式評価は成長を最大の
評価としておるために計上赤字(投資も含む)が最大の
キーポイントとなります。

そこで近年、注目を浴びているのが、他社の意見や
影響を受けない。 大きく言えば株主の顔色を窺わない。
そんな経営形態であります。

極端な話、計理士にも口を出せない…

つまりは個人経営であり、税金もしっかりと払い。
毎月、自分自身にしっかりと収入を与える…

あれ、じゃ今と立場は一緒じゃないか?

そんなこと言われても、
仕事も少ないし、単価も厳しいし、時に入金は遅れるし、
持ち出しもあるし、今のどこが良いの?

(勉強会での話)儲かると誰もが知る世界は競争相手も
多く、次第に価格競争に陥る。かと言え、エコや新
エネルギー産業等、未知なる産業には予測も立たず、
個人ではリスクが多き過ぎる。

ならば、個人がチャレンジするなら、「その業界で
例え僅かでもカリスマと言われる成功者が居ること」

「古くからの伝統があるものを効果的に利用する。」

その最大の術ですが、大きく革新を行ってはいけません。
むしろ、あえて小さな改革に留めることです。
それによって、消費者は明確な理解を示してくれます。


どうですが、少しは私が伝えたいことが理解頂けましたか。

要約すると、個人や小資本は決して無力ではない。
多くの社員を雇用し、名だたる企業に育て上げること
だけが本当の成功ではない。
むしろ、自己を中心に、より満足と自己収入を増やす
ことに、重点を置けばやるべきこと、目的(夢)が
明確になって行く。
加えて言えば、短期の労働でも高利益を得たとすれば、
多忙な者と比べて、同額の年収であったとしても、
その価値は増大する。

ここで、ヒントですが、「左官」と言うものを
大きく改革しないことです。 やるならちょっとだけ、
新しくした革新であることです。

左官は伝統です。
知り人ぞ知る人が確実にいます。

ちょっとだけ、そこに進化を加えるだけで、「左官」は
間違いなく「新たな左官」に生まれ変わります。

最後に、勉強会では「損して得を取れ」を学びました。

「損」とは利益の無い商売と思うでしょうが、現実は
そんなに甘いものではありません。
だまされたり、多大な損害を受けたり、悪ければ
莫大な借金を背負うでしょう。

しかし、先生は続けます。

「借金を持った人ほど、誰よりも必死で一生懸命です。」
「それに負ける人もいるでしょうが、そのリスクに
打ち勝つ人こそ、(損して得を取る)事の本音を理解
していると思います。

最後になりましたが、本当に長々とすみません。

惰性に成り易い日々を少しだけ…

本の少しだけ目線を変えて見て下さい。
もっと、大きく言えば思考を変えて見て下さい。

もう師走です。 願うなら良い機会です。


「あんな壁を作りたい」

「こんなアイデアは誰に浮かばないであろう、
壁を作りたい。」


長々とすみません。

幾度も繰り返しますが、「左官最強」です。

目指すは天下取りではない。
 本当に目指すのは生きた道の最強です。

だからこそ、20代で苦しみ、
30代で疾走し壁にぶち当たり、
40代で世間の風にもまれ、
50代で責任の重圧を感じ…

※今更にプレッシャーを与えてすみませんが、

どうでしょう。勝って下さい。
勝ち続けて下さい…



4
タグ: 左官 職人 建設

2012/11/14

久住 章先生のその凄さ  いい話
 言わずと知れた左官界の巨人、久住 章先生。
有り難いことに先ごろも氏が講師を務めた勉強会で
久し振りにお逢い出来る機会を頂けた。

私も仕事柄、物おじしない性格ではありますが、
先生の前ではどうしても萎縮してしまいます。

それは先生が単に名のある方と言うだけではなく、
むしろ太陽のような性格で、多くの人々に日を充てて
下さる懐の深さ、そして妥協のない精神力の強さが
関わる者たちに肌で感じさせてくれているのではと
推測します。

先生は私のような者に対しても気さくに話しかけてくれます。
「今回はありがとう」「これ良かったよ」と、
嬉しいばかりのお褒めのお言葉を語ってくれます。

それと同時に[これからも左官業界の発展に頑張って
欲しい][これからも一緒に戦おう]と言う
言葉では語らずとも、その強い意志に常に身震いを
させられます。

その存在感は人としてもなかなか真似できるものでは
ありません。

やはり、そこには自らに厳しく、左官職人として明確に
目指す道を見極め、世間一般の常識に捕らわれず、常に
己の生き様を突き進んだ強い信念が彼を、極自然体の
彼を強く・大きく見せているゆるぎないバックボーンだと
考えます。

単価にだけ拘るクロスに負けることを嫌い。
市販のユニットや大量生産品に何ら魅力を感じず、
自らの感性を信じ、世界にただ一つの作品を追い求める。
それが久住 章先生の生き様なのかも知れない。

だからこそ、彼の名を記した現場では恐ろしい程、
妥協が無い。 永くパートナーを務めた盟友の作品ですら、
気に食わなければ目の前であっさりと破壊して行く。

無論、自らの作品ですら仕上がりに納得が行かなければ、
下地そのものまで惜しげもなく取り除いて行く。

人は何かしら職業を生業とし、生計を立てている。
しかし、先生の様に自らの生業を突き詰め、そこから
肉体・そして精神面、報酬を含め、ステップアップすること、
実はこれこそが、多くの皆に伝えたい本音ではと感じている。

久住先生はその幾つかの言葉から常にヒントを
発信している。それこそが「職人気質におぼれるな」
「無骨になるな」と言う教えです。
実際にはこの様な決めつけた発言はしておりません。
しかし、先生のお言葉は実直に聞き取れば、伝えたい、
本音が見え隠れしております。

事実、この業界では腕があっても駆け引き等で
不器用な職人は少なくない。

無骨でも腕があればと願うが、今の世間ではそんなに
甘くもない。 彼は全国を渡りその現状を見抜いているの
だろう。

不慣れなことにすぐさま秀でることは無いにしろ、
彼が思い描くのは、これから先。
一人でもそんなスーパーマンが誕生し、都会であり、
地域であっても左官と言う、本来は住建築の左方を担ってきた
建築の歴史をもっと社会にアピール出来る人材の育成を
思い願っているのではないだろうか。

価格も含め、今業界にある常識は実は非常識です。

久住氏。 彼の技そして理論は全てに置いて恐ろしいほど、
本物です。建築に対しても現状の大工ですら太刀打ちできない
程の技量の持ち主です。 道具や材料に関してもしかりです。

これらの文面で別世界の話と、思わないで欲しい。
この道に携わっているなら、むしろ誰でも目指せる道なのです。

何かが足りないのなら補えば良い。
我慢に虐げられることに鬱憤(うっぷん)があるなら
その世界を変えれば良い。
最盛期より3分の1へと減少した左官職人。
今後、目的意識を失えば更なら現象が危惧されています。

どうか、久住先生の志を受け継いて下さい。





2

2011/10/30

目からウロコの子育て論  いい話
 先日、ラジオの人生相談でとても素晴らしい回答があったので、
ご紹介いたします。 質問者は小学校3年生の娘を持つ30代のお母さん。
相談事はその3年生の御嬢さんが決してキツイいじめに遭っている訳では
無いが、なかなか仲間に入れてもらえない。 時には仲間外れにされて
しまう。そして夏休みが終わった頃からとうとう
「学校に行きたくない」と、言い出し、とても切実な悩みでした。

また、このお母様も熱心で先生に相談して見たり、お嬢様とも真剣に
話し合ったりと、相談の途中に涙声になるなどお子様のためにとても
頑張っていることが伺えました。 聞いているコチラがむしろ「頑張って」
「時間が解決してくれるよ」何て思っていたら、回答の先生は全く
予想外で目からウロコの素晴らしいアドバイスだったのでご紹介します。

「あなたは娘さんをただ可愛いと育ててきましたね。」
大切に育てることは重要ですが、今からでも遅くはありませんので
沢山の本を読み聞かせしてあげて下さい。今、お嬢さんに足りないのは
言葉のボキャブラリーです。 本には沢山の登場人物があり、良い人は
悪い人も沢山います。 悪い言葉や汚い言葉も多々発しますが、多くの
物語はパッピーエンドとなり御嬢さんの人生観を大きく広げてくれる
はずです。 先ず、言葉数を増やして上げることで人間関係は大きく
広がることでしょう。

 次に学校が楽しくないということですが、
あなたの話からだと御嬢さんは「大人しい性格」と、ありましたが、
確かに積極的で活発な目立つ子供もおりますが、学校が楽しいか
どうかは勉強が出来るかどうかに直結すると思います。

やっぱり勉強が「楽しい」となれば学校が楽しくなる訳ですよね。
そこで特に大事なのがこの低学年の教育です。
どこに通わせたりとか、特別な英才教育をする必要はありません。
御嬢さんが学校から帰ってきたら、今日の授業の内容を確認し、
ノートを見ながら二人でもう一度、学校で教わったことを復習
して下さい。 それが出来たら次は予習です。「明日、どんな問題が
でそうか?」どんな質問がされそうか?
それが当たればまた勉強が楽しくなる。楽しければ身に付くのも
早い。そして次第に自ら積極的に予習・復習を行えるようになれば
本物です。 幼児教育がとても大切です。小学校3年生なら決して
遅くはありません。 今からでもすぐに取り掛かって下さい。

まぁだいだいこの様な内容のアドバイスでした。 やぁとても
的を得ていますよね。 私も納得しましたし、「もし、私の母が
このような教育をしてくれていたら…」 もっと学校が楽しかった
だろうなと真剣に思いました。 まぁ、小さいお子様のいるご家庭
でしたら是非、試してみてはいかがでしょうか。




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2010/12/4

鍛冶屋と言う職人  いい話
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この映像、実は些細な、問合せが始まりでした。
とある一軒の得意先様から、写真に写る右側のサンプルを預かりました。
サンプルは古びたハンガーの様な素材を改良し、作り上げていました。
用途はロープの先に取り付け、バケツ等の引揚げ・降ろしに使う『玉賭け』
でした。 お客様の願いは先ずは見積りからでした。

私は見本を手にし、鍛冶屋へ事情を説明し預けることにしました。

そして、数日後、彼(鍛冶屋)は左の製品を持参してきました。
彼曰く、「見積りを作るために先ずは1個作ってみたよ。」
「でね、これ大量生産じゃ無いし、型を作る訳にも行かないし、
結局、全部手仕事で1日費やしてしまったよ。」

「材料費なんかよりも手間が掛かり過ぎるから、悪いけど見積もりは
勘弁して欲しいんだ。」 「買ってくれる人に気の毒で言えないよ。」
それを聞いた私は思わず笑ってしまいました。
「ありがとう。」「凄い見本じゃないか。」「好きに値段言ってよ。」
「その見本、お客が買わなくたって必ず貰うから。」
「そして、次は作れない(商売として予算が合わないから)と、
伝えておくから。」 そんな事情を小売店に伝えると、その店主もまた、
笑って「さすが鍛冶屋ですね。」と、私の言葉を全て理解してくれました。

コンピューターが普及し、社会の全てがシステム化した現代社会で
こんなやりとり、そして、ただ「物作り」に力を注ぐ鍛冶屋は本当に
愛すべき存在だと、改めて実感した小さなエピソードでした。


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タグ: 鍛冶屋 職人

2010/9/19

言葉の持つ幸せの力  いい話
 言葉には人を幸せにする力がある。 日々の生活の中で、
人はどんな会話を交わし、また誰から言葉を掛けられているだろうか。
一日が始まれば、家族を持つ者はその家族と少なからず、会話を
交わしているだろう。 職場へ行けばまた同僚と挨拶を含め、
幾らかの会話を交わすだろう。

 しかし、その程度の中に感動や勇気を与えられていると言う実感は
特別な時や特別な言葉でも聞かない限り、感じないだろう。

そして、それは逆も言える。 つまり相手も同様であるとすれば、
朝の「おはよう。」に「今日は天気が良いよ。」のひと言を加える
だけで、声を掛けられた人は何となく清々しい一日を迎えることが
できるのである。 お店に入っても同じことが言える。
 単なる「いらっしゃいませ。」なのか、心のこもった「いらっ
しゃいませ。」なのか。更にひと言、二言付け加えるだけで、
言葉は更に重みを増して行く。

 このように「言葉」には人に小さな幸せを与えることができる。
そして人に小さな幸せを与えることで自身も少しだが満たされて
行く。 人に良く見られたいとか、尊敬されたいとか、心の中
では、色々考えるだろう。 しかし人はそれが叶わないと
心とは逆の言葉を発している。 揚げ足をとってみたり
嫌味を言ってみたり… それらは心が寂しいに過ぎない。
そんな言葉を放っても誰も満たされない。誰も幸せにはならない。

むしろ、自身の愚かさと「心」の哀しさをさらしているいるに
しか過ぎないだろう。

 私は営業と言う仕事を生業にしている。
よく「営業は口が上手い」と言われるが、私の場合、口が上手い
のではなく、人の利点・良い所が見える。そして人が好きにだと
言うのが本音である。 多くの方々は私の与える小さな「言葉の
幸せ」に対し、優しさで返してくれる。
私はその行為に心から返したい思う。
それこそがコニミニケーションの本質と思うからだ。

そんな「言葉の持つ幸せの力」は誰にでも発揮出来る。
ご近所さんや郵便配達、朝よったコンビニの店員。
更には電話の受け答えでも幸せの言葉は通じる。

どうです。 だまされたと思って、一度、真剣にやってみて
下さい。 与えた幸せの分だけ必ず返ってきますよ。

この力は人の第一印象を良くします。
男なら、「強い」とか「偉い」とか、そんな些細なことを
考えますが、「いい人」こそ、最強のイメージだと思います。
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