2011/3/17

この一週間の感想と、これから…  
 予定をしていた福島行きが中止となり、土曜日はホント久しぶりに
家内と二人で夕食の買い出しにと、近くのスーパーへ出かけた。
すると突然、携帯が鳴り響くと、東京の取引先様から、ヘルメットと
電池の注文が舞い込んで来た。 メモも無かったのでそれ以上の
注文は月曜日に再度確認させて頂くことを伝え電話を切らせて頂いた。

翌日曜日、今度は横浜のお客様からヘルメットの在庫状況を尋ねられ。
そして内心、次にやるべきことのいくつかが、思いを馳せていく。

月曜日、いつもより早く目覚めた私は会社へ出向くと案の定、多くの
FAXに従来の工具とは異なる商品の発注が山の様に受信されていた。

ヘルメット・電池・ライト・ガソリン携行缶・ガスボンベ・発電機
等々である。すぐさま私は先ず、一人に電池の確保を指示、合わせて
土のう袋とブルーシートの発注を急がせた。これは阪神淡路大震災での
経験がそうさせた。 次にヘルメット、ライト…

発電機に関してはほぼメーカー在庫のみが中心となることが予測できる
ので、これはあきらることにした。 続いて社員を総動員し、商品の
確保へと向かわせた。 この状況下では電話やFAXでの発注は
むしろ混乱を招き易く、メーカーも対応に苦慮するのが予測できた
からだ。そこで当社ではメーカーへ直接出向き、営業を開始すると
同時に倉庫から直接商品を積み込むことで在庫確保に務めることにした。

案の定、午後を過ぎた頃から殆どの流通がシャットアウト。
追加発注は勿論、納期確認も不可能な状況になっていた。

ここまで読み進めると、いかにも商品を買占め、利益を得ようと
しているのかと思われるが、本当の仕事はここからです。

これが卸問屋の心意気! 一人でも多くの人が喜び、そしてその先の
お客様の笑顔が「思い浮かぶ」本当の商売の見せどころです。

注文の多くが「あるだけ欲しい」と、あっても私たちは出来る限り
均一に振り分けました。 確かに早い者勝ちとすれば簡単だし、
ましてや20個入り1箱をそのまま送る方が荷作りの面倒も無く、
送料も安く上がる。 それをわざわざバラして、更に注文を頂いて
いないお客様まで被災地に近いお客様から順に連絡を取り、商品を
お届けすることを約束させて頂いた。

事実、後に運送会社より荷受けお断りとされた福島県向けの商品には
電池・ガス等、今も問い合わせを受け続けている商品がその出荷を
待機させている。 もしかすれば便が復活した頃にはキャンセル
されるかも知れないが、これもお客様との約束であり、これが
私の心情である。

そして水曜日には上記の在庫もほぼ底を着いていた。
木曜に入ると、今度は建材店から土のう袋、ブルーシートの発注が
相次いだ。 集めた情報から分析してみると、栃木あたりから
先ず、在庫が底を着き始め、都内では品薄傾向が始まりつつあった。

翌金曜日には、その影響が関西にも及び、各輸入商社も受注を
さばき切れず、新たな受注を断っているのが現状となっていた。
                          (続く)
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