2012/8/30

もしドラを見た  
先日、TVで放送していた映画「もしドラ」(もし高校野球の女子
マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)を見ました。
正直、原作は読んでいません。 と、言うよりもタイトルを見ただけで
あまりにもストーリが読めてしまうのでどうしても読む気になれません
でした。 で映画を見て「やっぱり」と、言うか… ドラマの内容は
全くやる気のない野球部。監督も選手も適当に部活をこなしているだけ。
そこへ新人のマネージャーが入ってくる。彼女には野球への情熱を
果たせず、病の床にいる友人がいた。新人マネージャーは監督と選手を
前に「甲子園を目指そう」と力説する。 あきれる監督や選手達…
大それたことを言ったものの策がない。迷い、入った書店で彼女は
ドラッカーの本『マネジメント』を進められる。
そこでヒントを掴んだ彼女は選手間の協調性、一人一人の個性、そして
やる気を引き出して行く… エラーばっかりで散々たるチームは次第に
力を付けて行く。ここで彼女が最後に取り組んだのが「イノベーション
改革」※」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」で
監督が考えたのが「ノーバンド・ノーボール」
バントをしないのは多少理解するがえっ?ノーボール!?つまり、
ストライクしか投げないってことか!?
僅か1年足らず、ダメ野球部は地方大会を勝ち抜き、甲子園出場の夢を
実現してしまったのだ(完)

ありえない話である。それも翌日には実際の甲子園大会決勝戦を前に
して公開された、大ベストセラー?大ヒット映画である?
実際に戦っている多くの高校球児は見て「チッ!」と、思ったであろう。
(野球をバカにするな)これも本音だろう。
ま〜百歩譲って実はあのピッチャーや4番バッターは超高校生級の逸材
だった、と考えればまた違ったドラマに見えないことも無い…

実際の作者も高校生の頃の野球部ではなく、野球同好会に席を置いて
おり、本気だったかは別にして、ちゃんとした野球部のある高校に
転校しようかと、考えていたそうだ。
だが、この程度の考えなのだから転校しなかったのは正解である。
もしドラのヒットに気を良くした作者はそれからも高校野球をテーマに
数冊執筆しているようだが、ネットを見る限り評価は低い。

ただ最近は経営に関する講演会を各地で行っているようで、小銭稼ぎ
には、こと欠くことがなさそうだ… 実は私も縁があり、その
講演会を聞く機会があったが、入場はしなかった(ロビーで放送を聞く)
案の定、講演が始まってから中頃、ぞくぞくと退席者が表れ、ついには
作者先生様はご立腹(逆ギレ)なさったそうです(笑)

最後にドラッカーを読めば経営者なら誰もが理解できる、当たり前の
ことを当たり前に書いた分かり易い書籍と言えます。

ただ読んだだけで売り上げが伸びることはない。

大事なのはどう生かすか、いや今、何が出来るか・何が足りないのか、
それを読み取り、掴む感性が重要なのである。

本当に苦しんで、何度も戦い自身を成長させたとすれば、残念ながら
「もしドラ」のような不完全なドラマは書けなかっただろう。

ドラッカーを安易に理解し、経営者では無かった作者だからこそ、
書けた、話題作だったと私は理解しております。




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タグ: もしドラ


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