2012/1/30

久住有生さんが目指すところは…  左官鏝
 前回の「ソロモン流」の記事に繋がるが、1月30日に放映された
NHK[プロフェッショナルの流儀]石岡瑛子さんの生き様がやたら久住さんと
ダブって映りました。 石岡氏は三十代ですでに国内で異彩を放ち、しかし
女性と言う立場が彼女の国内での障壁となり、その後彼女は海外へ活路を
追い求めて行きます。 番組はアカデー賞受賞など華やかな面と共に
与えられた仕事に対し、徹底的にこだわる姿勢。過去の作品は過去のモノ、
それらを自ら封印し、常に新しいモノを追い求めるプロフェッシャルとしての
存在感が熱く描かれていました。
(実際、海外への挑戦はゼロからの出発。やっと掴んだチャンスはまさに奇跡)

久住氏は意図的にTVなどのメジャー出演を拒否しておりません。
むしろチャンスがあれば積極的に出演をも計画しております。

そして、その心理には間違いなく[左官]と言う職業の地位向上を願っている
姿勢があります。 やる以上、高みを志して欲しい。 1年では出来ない事も
3年あればどうか、10年あればどうか? 人は学ぶことで、常に向上する。
久住氏自身、もし彼が、彼だけの利益を追求すれば、それはもっと、楽な
道のりであったであろうと推測する。

しかし、彼は、また彼の父もあえてそれを選ばなかった。

それは彼らが目指す高いポテンシャル、そしてポティチブな思想を
より多くに伝えることで自らを高揚できる人生の楽しみ・生き方を知ってる
からだと想像する。 

当サイトでは製品の紹介をメインにしておりますが、それと同時に多くの
左官職人さんが新たな商品企画をご提案下さっております。

例え些細であってもこれらの行動は業界の向上を願う、無補償の善意な
行動です。 

かのドラッカーは語ります。 自らの意識を高めるのは他者への奉仕と
共に、その技・技術を子孫へ未来に残すことです。

左官は今や技術職であり、極めて限られた人数のみで支えられています。
この先も多くのベテラン達が引退の年齢に差し掛かっております。
彼らが今、必死で何かを残そうとしてくれている。

この先の10年。 何を成すべきかが私も含め、業界に問われるものと
信じます。 久住氏が切り開こうとする新たな道もその一つだと思う。
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2012/1/28

ソロモン流 久住 有生さん  左官鏝
 1月22日(日)テレビ東京PM9:54[ソロモン流]にて
久し振りに左官職人が取り上げられました。
一時期はエコや環境問題もあり、頻繁に取り上げられていた頃を
思えば本当に久しぶりと言えます。

同番組はジャンルを問わず、拘りを持った人々を取り上げる
ドキュメンタリー番組。 今回は左官のカリスマとして
久住 有生(なおき)さんが出演されました。

正直、これまでの番組作りだと一人の職人の異彩な部分ばかりを
強調する作りが気になっていましたが、今回は『左官とは〜』
『職人とは〜』などを久住さん自らの言葉で伝えてくれたことは
本当に良かったです。

例えば『左官と言う技術(職業)は昔からあったもの』『それに
似せて作るのではなく本物を作りたい』

『生涯半人前でいたい。』『仕事に慣れない(惰性にならない)
常に新鮮で緊張感をもって取り組みたい』

少々文面は異なると思いますが、だいだいこの様な事を話して
おりました。確かに時代の流れ(変化)は現場から左官本来の
技術を奪って行きました。本物の土にまでに[こだわる]こと
事態が贅沢(ぜいたく)と言われる時代となりました。

しかし、この20年近く。 間違いなく左官本来の魅力が
見直されています。しかも、その多くが我々からすれば
スペシャルな現場で国内のセレブは勿論、中には海外のセレブ
ですら虜にするなるほどです。

最後に久住さんには色々な逸話があります。

『道具の手入れには本当に厳しい。』『前の現場の汚れが少し
でも見つかれば現場に入れてくれない』

『今日中に仕上げるぞと言えば本当にその日の12時59分
まで掛かっても仕上げた』等々…

彼は優れた技術と経験をもった間違いなく名を残す左官職人です。
しかしだからと言って、彼の技術が誰よりも優れているとは
彼もそして彼の周辺の人達も言いません。 磨きに長けた者や
一つ一つの技に長けた者は奥深い左官に置いては多くの名人が
存在しております。 しかし、彼が多くの仲間達を引き込む
魅力はやはり左官と言う職業に誇りを持ち、常に本物を追い
求めようとする向上心と、いかなる現場でも失敗を恐れない大胆
で且つ繊細な生き様なのかも知れません。

今年、40代を迎えようとする久住氏。

「まだ若い」と思われるかも知れませんが、私からすれば
「若くてよかった」と思っております。

だって、まだまだ二〜三十年は業界を引っ張ってもらいたい。
そして、その頃には間違いなく、彼を追い越そうとする若者たちが
多く育っていることでしょう。
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2012/1/12

初月給とこれからを・・・  
 この15日、昨年末からスーパー銭湯でバイトを始めた息子の給料が
支払われる。息子は家内に『何か。欲しいものはないか』と尋ねると、
妻は『何も無いわ』と家事を続けた。

 私も高校生の在学中から働いた。当時は部活が忙しく、選んだのは
日雇い現場で、港や建設現場がほぼでした。 しかし、働くことは
美しい。そして尊く、人生として得るものも多い。

 今回は単なる親バカですが、頑張れ若者たち!

そして、今日も現場で活躍する人たちへ…ファイト!

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2012/1/10

企業を育てるも男の熱意  
 新年、そして3連休を終え、きょうから本当の2012年がスタート
したと実感している。  今年のスタートの会議で私は大きく、
企業の成長、売り上げの拡大を社員に告げました。実は、この
数年間はむしろ売上高を求めるより、利益率を確保し、売り上げ
よりも最低限の利益率、確保を優先していました。

何も、ここにきて売り上げ高を望むのは震災特需や消費税、
値上がり前の掛け込み受容を見越しているつもりでもありません。

むしろ「期は熟した」。 もっと広く、そして大きく
当社の製品を求める人たちに流通の壁を乗り越え、より多く
届けよう。 それが私の強い思いです。

高度成長期の昔は、大量注文で同様の物を多くさばいていたので、
手間も同様で効率も良かった。

しかし、近年では少量多種の発注が殆どで、手間だけが多く
掛かるようになっていた。 実はこの現象は現場でも同様で、
数をこなしても忙しいばかりでなかなか売り上げが伸びない、

ありがたいが悶々とする日々となる。

小さな現場だからと少人数でまかなうのか?
いや、小さな現場だからこそ大勢で短時間で終わらせ、その分、
数をこなすのか…

何度も言っているが、左官の人数は限られている。

また、同様に大手の多数がどんなに計算しても左官が関わる
現場を削減することは困難だと言う。 だからこそ、
今も大手では一般大工が作業員扱いなのに対し、実は
左官は特殊職人としての扱いをされている。

その状況に対し、後どれだけ持つかと思われる、高齢期に
達しているかじ屋達の『本物の鏝』を少しでも多く
届けるのが私の定めだと思う。

だから、どんなルートから注文が来ても私は出来る限り、
受け入れる。 もう、これは誰のものでもない。

現場が求め、それを今、作れる職人がいる。

その橋渡しをするのが私の仕事です。

即年末、その手間を普段より、多めの人数でこなした。
とても楽しく、早い時間で片付けることができた。

あの、感動が今も忘れられない。

手間はたしかに手間だが、多くで楽しくこなせば、
案外あっけない。

お願いします。私たちにもっとご注文と無理を言って
下さい。 そうすれば私達は社員を増やし、もっと
沢山の、もっと大きなわがままも聞けるようになれます。

それが私の目指す、売り上げ増強です。

日本は世界と比べれば小さな島国です。
でも、私達の道具が届いているのはそこのホンの僅かです。

でももっと、もっと。「俺が日本中の左官を平和にする。」
「俺が左官の役に立つ!」 そうでありたい。

正直です。「今年職人魂を宜しくお願いします。」

そして、今年もご期待下さい。








 
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2012/1/5

今年の景気予測  気になる記事
 新年明けましておめでとうございます。
今年のお正月は遠出はせずに家でプチ贅沢とばかり、色々な
お酒とつまみを暮れに買い漁り、加えてレンタルビデオの
旧作を10本近く借りてしまったせいで、本当に何も無かったと、
言っても過言ではない程、あっけないお休みとなりました。
TVも紅白をチョット覗いただけで正月気分さえ味わって
おりません。 本当に反省です。

 さて新年を迎え、今年の景気予測を見て見ますと大まかな所で、
震災復興財源20兆円(4次補正も含む)が国内のGDPを下
支えとなり、おおよその予測では昨年より向上する。または
昨年並みと言われております。

事実、古くは関東大震災、記憶に新しい阪神淡路大震災の時も
実は震災の翌年の方が景気を大きく押し上げております。

 昨年末の福島出張でも現地の話では「今までに手を着けらて
いるのは家が建っている所の補修ばかり。」「それで、この
忙しさなんだから、被災地の着工が始まったらとんでもない
事になってしまう。」 「しかし、そうなると地元では無理で
東京から沢山の大手が進出してくる怪訝もぬぐえない。」と、
少なからず、不安も隠せない。

その言葉には市民の血税である復興財源が大手やまして、
政治家の懐を肥やすようでは有ってはならないと言う思いも
付きまとう。今や入札の困難さは地方ほどキツイものがあり、
昨年末の今年の一文字「絆」を大手や政治家が言うのであれば
それこそ、この国民の血税を本当に大事に使って欲しい。

 また、年明け早々にマンションの補修や改築工事の条件が
緩和されている。これも被災地や千葉など液状化によって
被害を受けた地域に生かされることだろう、予算内には
自動車のエコポイトも加えられるようで、景気への刺激は
建築だけには留まらない。

しかし、案ずるばかりも行かず、ほぼ2年後にには増税が
予測されるので、この1〜2年が勝負時と言える。

まだまだ、正月気分も抜けないと思いますが、その上でも
今年のスタートがとても重要かと思います。
皆さんも頑張って下さい。 私も頑張ります!

では今年も「職人魂」を何卒宜しくお願い申し上げます。


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タグ: 建設 職人 技能


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