フラリと思ったこと。
そんなに長くなる内容じゃないからtwitterで書いときゃいいんだけど、
なんかこれは忘れない方がいいなと思ったのでブログに残しておこう。
「ウルトラクイズ」というバケモノみたいな凄いクイズ番組があった。
「今世紀最後」と銘打ったの大会が事実上の最終回で、それが1998年。
あれからしばらく経って、クイズ業界で動きがあった。
2014年。不可能かと思われていたウルトラの再放送がCSで行われた。
ここ数年、クイズ界に活気が戻ってきているように感じる。
「高校生クイズ」が変わった。数年間つづいた知識重視の高クイは、
「頭脳王」にバトンタッチ。
2014年からは3人チーム制を2人ペア制にして、アメリカを旅するクイズ
へと変わった。名前と対象年齢こそ違うが、ほぼウルトラの復活だ。
ウルトラ、福留・福澤時代の高クイを見て(出て)育ったテレビマン
やクイズ関係者が、30代・40代になり、それなりに大きな番組を任される
ようになったからではないかと推測する。
パズル雑誌では、「パズラー」が2000年に休刊。自分が読んで育ち、
そしてパズル作家になるキッカケになった伝説のパズル誌だ。
あれから15年。37歳になり、ここ数年は仕事のヤマやタニはあったが、
それなりに大きな仕事もいただけるようになった。
現状、パズル誌では「パズラー」のようないわゆる「総合誌」という
ものが少ない。「ニコリ」は別格として、「クロスワードランド」
「パクロス」あたりか? クロスワードの比率は高いが、コラムや
イラストがしっかりしているので、総合誌にはかなり近い。
難度もパズルの種類もバラエティーに富み、作家も編集者もアソビ心
が満載で、読者とともに遊び、時には読者に挑戦的な難問を突き付ける。
そんな「パズラー」のような専門誌が、いつかは復活するのだろうか。
クイズ界のように愛好者の声が高まれば、無い話ではない。
その時に率先して動くべきなのが、自分の世代の作家・編集者なのかな
と思う。「パズラー」を見て、解いて、作って育った作家と編集者。
それなりの経験を積み、まだまだ「パズル体力」のあるメンツは、
来るべき日に備えてツメを研いでおくべきなのかもしれない。