まー、特に大々的な記事にするほどのことでもないお話を。
と書き始めたら、後半2つは辛口になっちゃった(汗)。
パズル作家として本名でこの記事書いてますので、その辺はご了承を。
●最近作ってるパズル
ここ1,2年ほどは、ナンプレばっかり作ってる気がします。
数理系パズルをメインにやっていきたいという願望が叶い始めてきたかな。
ワード系の作成本数は一時期に比べたらかなり減ってますね。
アロークロスやスケルトンの専門誌があった頃が自分のワード系の最盛期か。
新規の会社に売り込む時、数理系が得意というのでプッシュしたからなぁ。
逆にワードパズルを作れる作家が多いのも一因かと。
ナンプレ・数理系の依頼を多く頂けてる現状に感謝感謝。
●締め切りの空白
数年前は締切がゼロ(抱えてる仕事がゼロ)になることが年に数回ありました。
そういう時は唐突に遠出をしたりしたけど、最近はそういうのやってないなー。
最近は何かしらの締め切りがありますね。連休・年末年始もなんのその。
常にスケジュールがキツキツというのではなく、
いい感じのインターバルでポンポンと締め切りがある。
超速で仕事をこなせばゼロの瞬間を作れるのかもしれませんが、
締切が2ヵ月後みたいな長期の仕事もたまにあるし、
今は毎週金曜締め切りというウィークリーな仕事(毎日新聞夕刊)があるので
完全にゼロにはならないだろうなぁ。
●オリジナル作ろうよ
ルールから考える新型パズルを作れるのが自分のウリ・才能だと思ってます。
でもさぁ、苦労して思い付いた新型パズルをホイホイとコンピュータで
大量に自動生成されると、オリジナルを生み出すモチベーション下がるよね。
趣味でやる分にはアリでしょう。プログラミングをぜひ極めていただきたい。
自分たちで生み出したオリジナルパズルなら、大量自動生成でもいいと思う。
ナンプレ・サムクロス・スリリンぐらいの超定番化したパズルは
短期・安価の大量需要があるから仕方ないとしても、
マイナーなパズルまでも手広くやられるとねぇ・・・。
オリジナルを考案しても手柄取られて損しちゃうような気がして。
生みの親の真意を理解し、手作りで丁寧に作るのなら大歓迎ですよ。
パズルの名前はオリジナルのままで、出典を明らかにするのがベストだけど、
日本の出版界では無理だろうね。
結局何が言いたいのかというと、みんなたまにはオリジナル作ろうよ。
●本質を見極める
一部のナンプレ誌などに載ってるマスや丸を線で結んであるナンプレ。
「線でひとつながりになってる所も1〜nが1つずつ」ってルールですが、
これって要は幾何学ナンプレ(ジグソー・変形ブロックナンプレ)ですよね?
ナナメでブロックがつながることもあるから、
幾何学ナンプレよりもバリエーションは若干増えるかもしれんけど、
根本的には幾何学ナンプレと同じ。
幾何学ナンプレって思えば全然目新しさはないような・・・。
ナンプレのアイディアは出尽くしてる感があるので、本質はともかく
こういう風に見た目だけでも改善していくというのも手なのかな。