書くべき事は3年前に書いたので、特に付け加える事もない。
http://black.ap.teacup.com/despera/16.html
この度の小泉君の愚行が、どれだけ「国益を損ねる」かという指摘も、ここで繰り返す必要もないだろう。アジアの民衆は、経済界がこの首相が再選される事を強力に押した事をよく知っている。それはやっただけの行為の責任というものをとらされる結果を生むだろう。
アメリカにすらはしごはずされちゃって。
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http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3140348.html
「我々としては、関係国が平和的に対話を通じて、歴史問題に関する懸念について共同作業を行うことを期待します」(米国務省・マコーマック報道官)
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細かい話をしたい。憲法である。
首相の靖国神社参拝について、憲法違反であるという裁判所の判決が出ている。首相は裁判所の判断を無視して、憲法に違反する事を「決断」し、行った。
まず、一点が、「法治国家がそんなんでええんか?」という問題である。
我が国の場合、政教分離の原則というのは、ヨーロッパのローマ帝国のしまいの方の、「神のものは神のもの、王のものは王のもの」みたいな手打ちの結果生まれたものではなく、国家とカルト宗教が結託した結果、国中無茶苦茶になってしまったとゆう反省から生まれたものである。
これまで、キリスト教徒の首相が教会に行こうが、浄土真宗の首相が墓参りに行こうが、それが「公的行為」なのではないかと問題にされる事はなかった。
靖国神社というのは、国中を無茶苦茶にした片割れのカルト宗教そのものであり、首相がそのカルト信仰を表明するという事態に対して、我々はもうちょっと慄然とするべきではないのか。
もう一点、大阪高裁の判決の時に、遺族会の人のコメントとして、「 ここまで厳格に政教分離を定めている国は世界でもまれだろう。本当に違憲なら今後、憲法の改正を求めていくしかない」というのが出ていた。
違憲判決→じゃ憲法替えよう、というのは一見、筋道が通った話のように見える。が。
これって、「我が国は政教一致国家である」って憲法に書けと言っているんだよな?

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