科学技術が発展することによって人類は大きな利益を得てきたわけだが、その科学技術、工業力を戦争に動員しようとするアホが現れるのも人類の歴史と同じぐらい古くから続いてきた。
http://www.technobahn.com/news/2008/200804130308.html
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米軍がイラクで試験的に実戦配備した武装ロボット「ソーズ(SWORDS)」がイラクでの実戦配備からわずか11時間で撤収されていたことが9日、判明した。
米ポピュラーメカニクス誌によると米軍は3機のSWORDSを2007年に試験的にイラクに実戦配備。しかし、実戦配備早々、命じてもいないので銃口を味方に向けるなど反逆するそぶりを見せたことを受けて、実践配備は時期尚早との決断が下されて模様だ。
(以下略
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うちの近所に「ノモンハンでソ連軍に頭撃たれた」という爺様がいる。
「こっちは歩兵が鉄砲もって走っていくんだよ。そうしたら向こうから戦車が列でガラガラでてきてね、こりゃだめだと思ったね」。
その後の科学技術の発展は、「相互に核ミサイルを持ってにらみ合う」という完全に馬鹿馬鹿しいレベルに至り、このような軍拡競争が逆説的に平和をもたらすのではないかというような話がなされたりした。
しかし、世界は不均衡に発展する。
昨今の「対テロ戦争」のように、一方が一方的に人々を殺戮するようなタイプの戦争において、この手の兵器、「人間を損耗せずに一方的に殺戮のできる兵器」というものはかなり決定的な意味を持つものであろう。
つーか、こんな奴が、ある日、自分の住んでいる村に現れて人々を殺し始めるという絵を思い浮かべて欲しいのだ。
こんなのを作る人間がマジでいて、実戦配備っつー事はそれを人間に対して使おうとした奴がいたわけで。
こんなのはやはり鉄腕アトムみたいなの送り込んで破壊するべきなのではないかとか思ったりする。

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