安部の消費税に関する発言はいろいろ言いつくろっているが、
5日日テレ「消費税を上げないなんて一言も言ってない」
6日テレ東「(消費税を上げないことも)十分に私は可能性があると思う」
11日党首討論会「できれば消費税を上げなくて済む状況に持っていきたい」
15日テレ朝「今の段階ではお答えできない。正確な数字がまだ定まっていない」
とまあおよそ忙しいことであるが、もっと決定的な発言はもっと以前に為されている。
【小泉総理】 私は、私の在任中は消費税を上げないとはっきり言っています。
2004年の6月である。
財務省の構想は消費税10%である。
安部政権による消費税増税という路線はもう3年前からがっつりと線路が敷かれていて、安部はそれを走っているわけだ。
これで安部政権が責任を感じない程度に自民党が当選してしまったりした日には、その路線はかわらんのである。
んで、安部君がテレビで言っている「成長を実感に」だ。
日本のどこか我々の知らないところで、「経済が成長してる」のだそうだ。
安部君も「経済成長による税収増」って事を言っている。
ではどこでどういう形で「経済が成長」しているのか?
それは株式だとか外貨だとかの紙切れを売り買いすることによる錬金術や、日雇い労働者の日銭をピンハネする手配師だのといった連中、ちょっと前まではヤクザ産業の領域だった部分が、政治のバックアップを受けて成長し、六本木ヒルズに事務所借りたりグラビアアイドルと合コンやったりしているんである。
未だに安部政権の支持率が20%も「ある」というのが実に不思議であるわけだが、ようするに今の政治で潤っているこういう奴らがこの支持率を支えているんであって、グラビアアイドルと合コンやっているわけでもないのに安部政権支持しているようなのは単にアホなのである。
それやったらや。
そおゆうヒルズに事務所借りてる奴やグラビアアイドルと合コンやってる奴らから税金取ったらええんとちゃうんか?
なぜ、我々が日常消費しなければならない米やら味噌やら服やらから税金とらなきゃならんのか?
超レアもん焼酎森伊蔵と、紙パックの800円の酒とがなんで同じ税率なのか?
税金はカネのあるところから取れ。
貧乏人は貧乏人の利益を代表する党に投票しよう。
追記。
いま儲かっている連中は、株をいじったり会社を乗っ取ったり為替いじったり日雇いピンハネしたりする仕事で稼いでいるわけだが、こいつらは消費税が上がっても痛くもかゆくもない。
消費税が5%に上がったときに、打撃を受けたのは、流通業や製造業、サービス業、モノを作ったり売ったりするような「世の中を回している」ような商売である。
1997年の3%から5%への引き上げが、どれだけ産業に打撃を与え、景気の低迷をもたらしたかというのは、そんな忘れるほど昔の話ではない。
今の自民党安部政権は、そんなのぜんぜん関係ないような連中によって支えられているのである。

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