世の中は弾圧で大変だが、ここの趣旨として、なるべくどうでもいい些末な話に言及する事が本来なので、「選挙で誰に投票するか」という話でも・・
まあ、「些末」とか言ったらマジでイカッたりする人がいがちなネタが選挙である。「冗談で立候補しているのかな」と思っていたら、存外にマジだったりして、世の中の冗談が通じ範囲が狭くなってしまうのである。
悲しいことだ。
なぜに、「選挙で投票する」という行為が、私にとって果てしなく冗談に近い行為になってしまうのか?
それは私が「是非ともこの人は代議士になっていただきたい」と思うような人は、当選しないからである。あるいはそもそも立候補していないからである。
しかしそこで「ちぇつまんねーの」とかゆって寝ているのであれば、それはガキの応対であって、百歩も二百歩も譲って節を曲げて、「次善の策」というものを追求するのが大人の応対というものである。
然るに、我が国の革新勢力は、55年体制の昔より、社会党と共産党が潰し合いを続け、「革新勢力」などという言葉自体が無くなってしまった今日に至るまで、潰し合いは続いているのだ。これまで、幾度の選挙で「ああ、この候補とこの候補が統一してりゃ勝てたのに・・・」とこころある人々が涙をのんだ事か。
選挙やって勝てるような方策も採らず、「投票してください」たあちゃんちゃらおかしいと言わなければならない。
ところが困ったことに、この国では「選挙に勝ちゃなにやってもいい」という事になっておるわけで、今の「我々の命をチップにしてバクチ打っているアホ」には早急に引退してもらわんと実に困ったことになるわけであるが、事ここに至っても、そうした方策を全くとれない前衛党だの指導部だのとかゆー連中は、いっぺんやきいれて考えをあらためさせやなならんのではないかと思うわけやね。
なんで「京都と高知は代々木でとれや。そのかわり他の落ちるにきまっとる奴、引っ込めろ」ぐらいの交渉ができひんのか、ガキかお前ら。
さてはて。
まあ、そういった困難な状況下での投票の作法である。
ワタクシの場合、なるべく候補者そのものを見ないようにして、「どうすれば与党が一番イヤか?」というところでの判断をする。そこで候補者とか見ちゃったら、どうせろくなもんではないのは見る前からわかっているのであって、気が滅入るので、目えつぶっての投票となる。
あるいは、その投票の対象者について、ナニか投票すべき「いいところ」を見つけようとする人もおられるが、それは「気がついたらわけわかんねえ事言っている」という結果を生むしかないのではないかと思う。
堅く目を閉じて投票しよう。

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