DAYBREAK:
新年明けましておめでとうございます。
今年も引き続きマイペースに活動していくんで宜しくお願いします!
さて、早速ですが新年一発目のライブ告知です。
○bushbush presents
●1月9日(日)
@小岩 bushbash
w/
DANCE WITH ME
満州候補者
THE JIMMY
THE 発信テレパシーズ
open/start 18:00/18:30
adv/door 1000/1300yen (+1drink)
てな感じになっております。今週末です。
新年一発目のライブが小岩てのは初めてなんで嬉しいですね bushbashの皆さんありがとうございます! しかも今回のメンツは昨年の@多摩センター三角広場企画(NOISE+INCIDENT)のメンツとかなり被ってる上に、ダンスが出るとなればこりゃ=新年会的ライブになるのは必至(笑・でも機材があるからおれ飲めない 誰か運転してくれ〜)。とゆう事で、あの日来てくれた方々は特に宜しくお願いします!(あの時は打ち上げなかったしね) 前売りチケット希望の方は下記アドレスへ前日迄にメール下さい。
burstyournoise@gmail.com
雑記・(映画)
さて、皆さんは初詣や初日の出参りには行かれたでしょうか? おれは年末年始も自宅で映画三昧でした(3日のToo Circle 祭/新年会的企画は最高でした!)が、ここ最近特に良かった作品(DVD/BD)をちょっと紹介。
〈購入〉
●ラテンアメリカ 光と影の詩 (DVD)
(92年・アルゼンチン=フランス合作・監督 フェルナンド E ソラナス・出演 ウォルター キロス・音楽 アストル ピアソラ)
もう10年位前にVHSビデオをレンタルで何回も借りて見ていた私的大傑作ロードムービーです。ソラナス監督作品のDVD box(タンゴの巨星アストル・ピアソラとのコラボ box)が出てたのは数年前から知ってたんですが、昨年単品売りがエンタメプライスで3000円(確か定価4980円位)になり、12月に入ってからamazonで更に40%offの1800円になったのを見て、思わず発狂 〜購入(笑)
南米のロードムービーと言えば一般的には革命家チェ・ゲバラの青春時代の旅を描いた モーターサイクル ダイアリーズ が有名ですが、その遥か以前にこれ程の傑作があった事をまず知って欲しい!と強く思わせる作品。個人的にはロードムービー5本指に入ります(あとの4本は パリ、テキサス・霧の中の風景・ファンダンゴ・ユリイカ) 内容は、南米最南端の島・フエゴ島に住む高校生のマルティン少年(青年?)が実の父親の消息を追って南米大陸50000kmの旅に出て、その先々で父親(地質学者であり童話画作家でもある)の形跡に出会うと同時に南米諸国が抱える様々な現実/社会問題にも直面し精神的に成長していくとゆう。要するに父親探しの旅の筈が実は自分探しの旅になっていた的話です。但し、その描写はマジックリアリティ(魔術的リアリティ)とゆう南米の作家がよく使う独特な手法が用いられていて様々な視覚的/観念的メタファーによる比喩・暗喩の連続で、風刺がかなり効いており(ソラナス監督自身政治的理由で国を追われ亡命していたとゆう過去/経歴
もありこの辺りの表現は説得力あります)難解な部分もあるが、映像的にも相当不思議(無国籍的とゆうかSF的とゆうか)なモノに仕上がっていて、そこにピアソラの楽曲プラスされ何とも言えない雰囲気をかもし出していて一度見たら忘れられない作品となっています。初めて見た時は地球上にはこんな場所があるんだな〜 と、ちょっと目を見張りました(雪に閉ざされる冬の町ウスクワイヤ・パタゴニアの風景や洪水で水没するブエノスアイレスの町・空中都市マチュピチュ etc..) とにかくそういった南米の風景が見れるだけでも必見。そして特に10代〜20代〜のうちに是非見てもらいたい作品でもあります。BD化を強く希望!(ちなみにこのDVDも紀伊国屋書店レーベル。エリセやアンゲロプロスのboxといいホントここのレーベルはセレクト絶妙ですな)
<エンタメ・プライス> ラテンアメリカ 光と影の詩 [DVD]
http://forest.kinokuniya.co.jp/ItemIntro/639553
http://www.amazon.co.jp/3c%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9-3e-%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB-%E5%85%89%E3%81%A8%E5%BD%B1%E3%81%AE%E8%A9%A9-%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB-%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%A9%E3%83%8A%E3%82%B9/dp/B003U9O5WW/ref=pd_cp_d_0
●遊星からの物体X (BD)
(82年・アメリカ・監督 ジョン カーペンター・主演 カート ラッセル・音楽 エンニオ モリコーネ・特殊メイク ロブ ボッティン)
TSUTAYAの買い替えキャンペーンで1500円で購入。言わずと知れたSFスリラーの大傑作映画(サスペンスドラマとしても秀逸)・名匠ハワードホークス監督の「遊星よりの物体X」のリメイク作品。最早内容ストーリー等説明不要だと思います、この面白さは上記のキャスト/監督・スタッフ・制作陣の名前を見れば一目瞭然。今年何と続編!(リメイクでは無く正確には前章にあたるノルウェー基地の話)の公開が決まっているとゆう事らしいので、待ち切れず買ってしまいました(笑) とにかくこのBD盤はとても82年の作品だとは思え無い位に画質/音質のクオリティがハンパ無いので旧作BDの中でも特にお薦め!冒頭のモリコーネの不穏な楽曲からゾクゾク来ます。勿論肝心のVFX・特殊メイクも昨今のペラペラなCGなんかでは絶対に出せない独特のリアリティと凄味があります!出来れば日本語吹き替えも収録して欲しかったけど、その他の特典はテンコ盛りなんで是非見て欲しいですね。
(レンタル・TV)
●クレイジーハート (BD)
●ブルーサンダー (BD)
●フローズン リバー (DVD)
●装甲機兵ボトムズ 幻影編 〜3話 (DVD)
●BLACK LAGOON 〜24話分 (TV)
特に良かったのは、フローズン リバー とBLACK LAGOON。
フローズン リバーは一緒に借りたB級ホラー作品と立て続けに見たんですが、そのホラー作品が退屈で半分寝てしまってたのにフローズン リバーに変えた途端、割りと暗めのサスペンス/ヒューマンドラマにも関わらず一気に目が醒めたとゆう(笑)やはり面白い映画は絶対眠くはならないんですよ。グイグイ引き込まれる映像・ストーリー展開・アメリカの貧困層/社会的弱者の抱える問題を扱ってる点・ドン底だが少しだけ救いのある感じは、コーエン兄弟の暗い方の作風やカウリスマキが好きな人に特にお薦めしたい良作でした。
で、BLACK LAGOON は年末年始にMXで4夜連続6話分づつやってたんで本放送の時も見てたけど思わず全部見ちゃいました。ここ数年で個人的に本気で面白いと思った深夜アニメって、これと HIGH SCHOOL OF THE DEAD 位かな(萌えアニメは苦手・イカ娘は悪くは無かったケドね 笑)。原作漫画(BLの方)ちゃんと読んで無いんでよく判んないけどアニメ化して正解だったと思いますこの作品。理由はド汚えセリフを吐く登場人物の感じとかエンディングのエモい曲とか、あとは結構ハードボイルドなストーリー(アニメだと思ってナメてると損すると思う)がアニメとしては放送コードギリギリ(双子の話とか)じゃね? て感じで好きです。つか、これを例の都条例騒ぎの直後に年末年始にMXやっちゃうって完全に狙ってるよな。 まあとにかく下手なクソ映画よりは断然面白いんで一気に見れて良かったです。
最後に、前回の雑記で紹介した映画 ドッグ ソルジャー(78年の方) ですが、今月号の映画秘宝(2011年2月号)の 男の子映画道場 のコーナーで 町山智浩氏 が見開き2ページで紹介・考察してくれていて超嬉しくなりました。初めてこの映画を見てから20数年目にしてわかった事実・ロバート ストーンの原作とジャック ケルアックの オン・ザ・ロード との関係/主人公レイ・ヒックスのモチーフ・タイトル Dog Soldiers の本当の意味 etc.. 当時のパンフやチラシからでも知り得なかった作品の色んな意味や知識に、読んでて久々に熱くなる文章でした。やっぱ町山さんハンパ無いわ。
とにかく気になった人はまず映画を見てこの映画秘宝の記事も読んで欲しいですね。
ー ナメたやつらとは戦い抜いてやる ー レイ・ヒックス

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