ブラック＆タン

今の広島ジャズシーンを牽引する
トップ、ミュージシャンの方々があつまり
独創的な音楽世界を表現する「はらから」
その素晴らしいライブを生で体感することができ
さわやかな感動の余韻が暖かく心に残っています。
メンバーは 桑野 聖(Vln) 小田原 政広(Gt) 渋谷 次(Pf)
中野 力(B) 吉岡洋充(dr)と言う錚々たる顔ぶれ、
オリジナル曲中心の選曲によるステージは
ダイナミックな迫力、それでいて繊細で緻密
メロディアスでハートウォーミング
そんな演奏でお客様の心を捉え、
演奏者同士がまるで楽器を通して
音の会話を楽しんでいるかのような様は
背中にゾクッと来るような感動を与えてくれます。
広島に「はらから」と言うこんなに素晴らしい
音楽ユニットがあることを誇りに思います。

大人の魅力いっぱい、
落ち着いた雰囲気で
ゆったりと心から楽しめる
そんな、素敵なライブでした。
山本恭子さんの
少しスモーキーなボーカルは
魅力的な低音でとても心が癒されます、
サイドを固めるフォーバースの皆さんも
ボーカルを前面に押し出す
渋い渋い演奏に徹しておられ
その抑えた表現力はとても好印象、
うっとりと酔いしれる至福の時間が
ライブ会場を包み込みます。
おいしいお酒と料理、
素敵な音楽と楽しい友人、
心のビタミンを届けて頂きました。

ホストバンドは先日に引き続き菅井信行トリオ。
参加してくださった演奏者は、
テナーサックス３名、フルート、ピアニカ、
ドラム、ベース、各１名、
それにボーカルの方が２名ととても多彩、
曲目もスタンダードからフュージョン系まで幅広く、
皆さんそれぞれのスタイルで
セッションを楽しんでおられました。
それにしても、今回の参加者の皆さんの
演奏技術の高さにはびっくり！
プロ顔負けの演奏にもうビックリしました。
加えて、リクエストに気軽に対応してくださった
ホストバンドの菅井トリオのお三方、
柔軟で幅広い音楽性にもとても感心しました。
今回のセッションは非常に内容の濃い
やる気を起こさせられる素晴らしいセッションでした。
機会を作ってぜひまた次回セッションをやりましょう。

女性ミュージシャンの華やかな雰囲気と
その外観からは想像もできないほどの
ストレートアヘッドで激しくタイトなジャズ演奏、
そのギャップが楽しく、本当に素晴らしいライブ。
若いお二人の女性ミュージシャン、
その躍動するようなフレッシュで
エネルギー感溢れる演奏が
菅井さんの渋くテクニック抜群のベースと絡み、
お互いの個性と個性がぶつかり合い、
触発し刺激し合い、そして聴衆も一緒になって
一夜限りのその場でジャズを作り上げてゆく
そんなジャズライブの醍醐味がいっぱい詰まった
素晴らしく楽しい、最高のライブでした。