★映画《BOX 袴田事件 命とは》を見た。
4年程前に、たまたま見たドキュメンタリー番組で「袴田事件」を特集したのを見てからこの件には関心を持っていた。
★袴田事件とは、1966年6月29日静岡県清水市の味噌醸造会社の重役宅から出火。焼け跡からこの家の家族4人の遺体が発見される。
そして、この会社従業員で元プロボクサーである袴田巌が逮捕される。
証拠はその日着ていたパジャマに付着していた小さな血痕らしきものと本人の自供。
それが後々問題になってくる。
パジャマの血痕は結局小さすぎて被害者の血痕かも鑑定できなかった。自供は毎日12時間以上の拷問のような取り調べに袴田氏が情緒不安になってサインしたものであった。
また、逮捕から1年以上たった時にその味噌醸造会社の味噌樽から偶然の様に発見された血染めの下着類。これは警察の捏造だと思われる。
またそれが、袴田氏にはサイズが合わないときている。他にもツジツマが合わない調書と警察側の証拠が沢山あるのだが。にも関わらず判決は死刑。元プロボクサーという偏見が大いにあると思われる。以後、高裁、最高裁でも判決はくつがえる事はなく今現在に至る。刑は執行されておらず、支援団体が再審請求中。以上が超簡単な袴田事件概略と映画の内容。
★映画は袴田事件を知るため、世間に知らしめるためには良い作品だった。
監督/ 高橋伴明
出演/ 萩原聖人 新井浩文
たぶん、次回もこの話題です。


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