昨年4月にWBCバンタム級チャンピオンだった長谷川穂積をTKOで敗ったあのモンティエルが防衛戦でKOされ王者から陥落した。
世界は広いねぇ、彼よりまだ強い奴がいたとは。
そいつ名前はフィリピンのドネア。フライ、スーパーフライ、そしてバンタムと体を徐徐に大きくして3階級目のベルトを奪取した、今もっとも勢いのある選手です。
彼は次にWBAバンタム級チャンピオンの亀田と統一戦を希望しているようだが、それはあくまで彼にしてみれば通過点にすぎないようです。彼の眼はその向こう側に標準を合わせているのでしょう。
それは4階級目のスーパーバンタム級と5階級目のフェザー級のベルトを取ること。ちなみにスーパーバンタム級チャンピオンは西岡利晃、フェザー級チャンピオンは長谷川穂積。
ボクシングファンからみればドキドキワクワクの軽量級選手が目の前に現れました。
今、日本はボクシング黄金期で7人の世界チャンピオンがいるが、下手をすればドネアひとりに3本のベルトを取られかねない状況。
でも安心してください。西岡、長谷川なら彼を止めてくれるはずです。たぶん。
これからますます面白くなるボクシング、どうか《ドネア》という名前覚えておいてください。
もうひとり世界から注目を浴びている選手がマニー・パッキャオ。彼は軽量級から中量級まですでに6階級を制した完成された選手。一試合のファイトマネーは数億円にもなる。彼もフィリピン出身。
本当の意味でのボクシング黄金期は日本じゃなくフィリピンかもしれない。

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