金森幸介がしみる季節。
別に理由などないが、暫く聴いていなかった。多分ビタミンとかカルシウムが不足すると体がそれを欲して、そういうモノを多く含くんだ食品を自然に取ると云う話しを聞いた事があるが、そんな感じかな? 何が不足してたのかは、自分でもわからないが。
彼のいろいろなアルバムをまた聴き直したが、やっぱり一番シックリ来るのは《緑地にて》(1997年)だ。
伝説的ライブ〈春一番〉の現会場でもある、大阪服部緑地野外音楽堂を貸しきってレコーディングをしたアルバムだ(※ライブアルバムではない)
野外録音だから、鳥や虫の声、上空を飛ぶ飛行機の音なんかも入ってしまっているが、 それがまた良い感じなのだ。 本人も狭いスタジオで唄うよりも、ずっと気持ち良さそうに唄っているように聴こえる。
収録曲も、AZUMIがカバーしている〈Same old songs〉〈だいじょうぶ〉個人的に好きな〈もう引き返せない〉〈水の重さ〉が収まっている。
シバレのきつい毎日をすごしているからか? 初夏のすがすがしさを感じさせるこのアルバムが心地良い。
でも、じっと聴いていると時々ハッとする。
そして堪らなくギターが弾きたくなる。
名盤だと再確認した。


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