ありがとう&あいしてる
2008年1月20日
前走万葉Sから15日で出走してきたテイエムプリキュア
ハンデはGT勝ち馬として
「ぶっちゃけありえない」50キロ
人気は16頭中12番人気
惨敗すれば引退も十分ありえたこのレースで
テイエムプリキュアは
奇跡を起こした!
パトロール映像なので見にくいかもしれませんが3コーナーから先頭に立つピンクの覆面の馬がテイエムプリキュアです
「他馬に邪魔されないように外を回り、早めに先頭に立ちスタミナ勝負」
それこそ、ようやく見つけた『彼女の戦闘スタイル』だったのです
このレース以来、テイエムプリキュアは1800m未満のレースを使うことはなくなりました
自分のスタイルを発見し、適正距離も見いだし、これで成績が安定した・・・という事はありませんでした
理由はひとつ
他馬に邪魔されると、レースの途中でも投げ出してしまう難しい性格です
しかし、邪魔されなかった時のレースでは、ひときわ輝きを放ちました
その一つが2008年11月9日
東京競馬場:アルゼンチン共和国杯(GU)
見せ場たっぷりの4着好走!
このレースの勝ち馬スクリーンヒーローはこの後ジャパンカップ(GT)を制覇
さらに2着のジャガーメイルが2010年の天皇賞を制覇
3着のアルナスラインが2009年の天皇賞で2着
彼女のポテンシャルは相当なものだったのが、これでわかっていただけると思います
その後1800m、2000mのレースで「ハイペースで先行し失速」を繰り返し、愛知杯で最下位
陣営は去年3着と好走した日経新春杯を
引退レースに設定
年末からじっくりと鍛え、渾身の仕上げで挑みました
そして
2009年1月18日
京都競馬場:日経新春杯(GU)
ハンデは
「ぶっちゃけありえない」去年よりもさらに1キロ軽い49キロ
状態はまさに
MAX HEART
最後まで絶対に諦めなかったものに奇跡は舞い降りた!!
3年ぶりの勝利!!通産4勝目
岡安アナの実況は素晴らしいのもでした
「3年間の苦労が報われるぞ!」
「しかし逃げ切りだ!テイエムプリキュアようやく勝った!」
「ハッピーエンドです!テイエムプリキュア!」
当時、京都競馬場の指定席で
「プリキュア!プリキュア!そのままあああ!!」と大声張り上げたのは私です
http://black.ap.teacup.com/ayrtonmoa/1267.html
(当時購入した馬券)
勲章を手にこれにてテイエムプリキュアの物語は最終回
・・・と思いきや
http://black.ap.teacup.com/ayrtonmoa/1270.html
まさかの現役続行が発表されました
この年、テイエムプリキュアのローテーションはまさに王道路線でした
その中で先行し続けた勇姿を動画でご覧ください
第2戦:阪神大賞典(GU)
第3戦:天皇賞(春)(GT)
第4戦:京都大賞典(GU)
京都大賞典で2000メートルを1分58秒台で飛ばしたテイエムプリキュアとクィースプマンテ
その2頭がもう一度同じレースで走るエリザベス女王杯
「ハイペースは必至だ」と目論んだライバル達・・・
その思い込みが驚天動地の結果を生み出した
第5戦:エリザベス女王杯(GT)
このレースに言葉は要らない
あるとすれば
「これが競馬の恐ろしさ!」
年内最終戦となる第6戦
陣営は愛知杯を予定していましたが、ファン投票の結果(賞金順で出走可能に)とオーナーの意志で
有馬記念に決定しました!
その流れはコチラの動画を見てください
出走までに数々のドラマがありました
『テイエムプリキュアを有馬記念に出走させよう』
人々の願いが詰まったドリームレース!!
第6戦:第54回 有馬記念(グランプリ)
レース当時の感想は下のリンク先をご覧ください
http://black.ap.teacup.com/ayrtonmoa/1658.html
年が明けて2010年、テイエムプリキュアは現役最後のシーズンを迎えました
その3へつづく

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