キュアローズガーデンの通り道に聳え立つ巨大な壁。
嘆きの壁。
それは、プリキュア達のいかなる攻撃をも跳ね返すのだった。
この壁を越えようとする者には「絶望」と「嘆き」のみを与えるものだった。
ドリーム「この先に・・・キュアローズガーデンがあるのに・・・。」
ルージュ「伝説の戦士の力をもってしても・・・砕く事どころか、ヒビひとつ入れることが出来ないなんて・・・。」
嘆きの壁を破壊する方法はひとつ。
・・・伝説の光の力をぶつける事。
その為に、現れた伝説の戦士キュアブラックとキュアホワイトだが、彼女達ふたりの力だけでは、どうする事も出来なかった。
地上。
増子「オタカさん!だ・・・大地から一筋の流星が!!」
オタカ「美香ちゃん、大地だけではないわ。空にも輝く流星が飛んで行ったわ!!」
新パルミエ王国。
ドーナツ国王「む!遥か光の園から巨大なエネルギーが移動しているドナ!」
ババロア女王「なんと隣国の空の泉からもロロ!!」
クレープ王女「これは・・・伝説の戦士達が・・・私達のプリキュアに力をクク・・・。」
そして、伝説の戦士7人が嘆きの壁の前に集結した。
光の使者キュアブラック
光の使者キュアホワイト
輝く命シャイニールミナス
輝く金の花キュアブルーム
煌く銀の翼キュアイーグレット
天空に満る月キュアブライト
大地に薫る風キュアウインディ
ブラック「さあ、ここから立ち去りなさい。」
ドリーム「私達も力を貸します!」
ホワイト「それはいけません。」
アクア「何故です!?12人の力を合わせれば・・・」
ブルーム「これから、私達7人はルミナスのバトンに全ての力をこめて放つ。」
ミント「全ての力を・・・。」
イーグレット「この時代に生きる伝説の戦士7人全員の・・・最初で最後の意志。」
レモネード「最初で最後の・・・。」
ブライト「その力は必ずや嘆きの壁を破壊するでしょう。」
ウインディ「しかし、その時私達7人は跡形もなく吹き飛んでしまっているでしょう。」
ルージュ「えッ!?」
ルミナス「あなた達にはキュアローズガーデンに進まなければならない使命があることを忘れないで。あなた達は・・・パルミエの血をパルミエ王族の血が染み付いたスーツを纏っている。キュアローズガーデンに行けるのはあなた達だけなのです。」
ブラック「さあ、行くのよ!後は頼んだわよ、ルージュいえ・・・夏木りんちゃん。」
ルージュ「ブラ・・・なぎさ先輩・・・。」
ホワイト「キュローズガーデンへ向かうのよ、かれん。」
アクア「雪城さん・・・。」
ブルーム「あなたに未来を託すね、うらら。」
レモネード「ひ・・・日向さん・・・。」
ウインディ「秋元さん、みんなを見守ってね。」
ミント「はい・・・美翔先輩・・・。」
ルミナス「さあ!行くのよ!若き希望のプリキュア達!君達に未来を託す!!」
ドリーム「行こう!みんな!!」
「「「「YES!!!!」」」」
伝説のプリキュア7人の横を駆け抜ける希望のプリキュア5人。
その時、伝説の7人がふと微笑んだような気がした。
まるで、私達の姉さんのように・・・。
そうだ、私達は神話の時代から共に戦ってきた姉妹だったのではないか。
その姉妹達に、今「さよなら」を言う時がきたのだ。
さらば、伝説の戦士プリキュア・・・!

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