まずはじめに、先週のプリキュア5第48話「キュアドリームレクイエム」
の内容に誤りがあった事をお詫びして訂正させていただきます。
・・・気を取り直して、いよいよプリキュア5も最終回!
こんな『劣化版セーラームーン』なんか見るか!とかいった奴!!
手をあげろ!!
(^O^)/
・・・気を取り直して最終回です。
デスパライア様がヤク中のギリンマ君に刺される話や、検死員となったアラクネアさんとハデーニャさんに肝臓を取り出される話や、ブラッディさんが運転する車に轢かる話。
そして、おさげのヅラを被ったブンビーさんに
「うずくまって、おばちゃんお腹イタイの?」
「ハァ・・ハァ・・。私は何回死ぬんだ・・・次は・・どこから・・いつ襲い掛かってくるんだ?・・・私は・・私は・・・。」
何度も訪れる死の苦痛に肉体と精神が蝕まれていくデスパライア。
「私の側に近寄るなァァあああああああああーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
「ついにやったミル!勝ったミル!」
喜ぶミルク。
「急いでコロッセオに戻ろう。かれんさんも魂は戻ったが、肉体は負傷している。コロッセオであたし達がどうなったか、気持ちが煮立っているはずだわ。いくよのぞみ!コロッセオに戻ろう!」
りんは戦いを終えたのぞみを促す。
「うん・・・行こう・・・今行くよ・・・。」
はしゃぐ二人とは対照的に、のぞみは暗い表情を浮かべていた。
『それでいいのぞみ。気にしないでのぞみ。私たちがここまで到達できた事が、完全なる勝利なのだ。これでいいのよ。』
何処からとも無く聞こえてくるかれんの優しくて穏やかな声。
空を見上げると、かれんの魂が、先に逝ったこまち、うららと共に天に昇ってゆく。
『運命とは眠れる奴隷よ。私たちはそれを解き放つ事が出来たわ。それが・・・勝利なのよ・・・。』
その言葉を最後にかれんの声と魂は青空に消えた。
「のぞみ、りん、私を置いていくな。君らに置いて行かれたら、ここから1キロもないコロッセオにだって何日掛かるか分からない。」
足元からの声にふたりは振り返る。
ミルクを護送していた亀だ。
「な・・・なぎささん!?生きていたのですか!でも精神の入れ替わりが元に戻ったのなら、あなたの肉体は亀と・・・その・・・。」
「りん、私の肉体は既に死んだわ。この亀のパルミエパワーにしがみ付く事が出来た。ピンキーとして暫く亀の中に住まわせてもらう事にするわ。」
「ヒュー。あなたが生きているのは嬉しい事です。けどまだ終わりじゃないんです。コロッセオに行ってかれんさんの傷を治しにいくんです。」
それを聞いてなぎさは驚く。
「かれん・・・確か彼女の魂は先ほど天へと・・・。そうか、彼女は知らなかったのか・・・。」
のぞみが亀を拾い上げ、こう語りかけた。
「去ってしまった者達から受け継いだものは、更に先へと進めなければならない。ドリームコレットは破壊しない。」
亀の中にドリームコレットを納めた3代目プリキュアに初代プリキュアは言う。
「それでいいのぞみ。それが生き残った者の役目だ。」と。

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