本日、中部地方より帰ってきました。疲れました。
高松宮記レース回顧だけUPしておきます。
観戦記は明日以降という事で、よろしくお願いたします。
《高松宮記念レース回顧》
カルストンライトオが好スタート。押して押してハナを奪う。
しかし、2の脚が付いたコスモラブシックが執拗にハナを主張。
結局カルストンライトオがハナを奪い切ったが、かなり脚を使った印象。
3番手にギャラントアロー、メイショウボーラー、プレシャスカフェはアドマイヤマックスと並んで中団。
キーンランドスワンはさらに後方。ウインクリューガーは後方から2,3頭目。
3、4コーナー。
カルストンライトオのリードは1馬身半。ここでメイショウボーラーの手応えが急激に悪くなり脱落。
替わって2番手に接近したギャラントアロー。しかし既に追っ付けだ。
外から脚を伸ばしに掛かる各馬。プレシャスカフェはインコースに進路を取る。
直線。
カルストンライトオが逃げる。ラチに頼らず馬場の2部所を選んで走る。
プレシャスカフェが内をこじ開けようとするが、ジリジリとしか伸びない。
直線まで追い出しを我慢していた、アドマイヤマックスが弾ける様に伸び、あっという間に先頭に立つ。
さらにエンジンの掛かったキーンランドスワンも脚を伸ばす。
アドマイヤマックスの脚色は最後まで衰えず、GT初制覇のゴール。
2着はアタマ差で外のキーンランドスワン。
1番人気プレシャスカフェは3着だった。
《短評》
アドマイヤマックス・・・マイナス4キロと馬体はソコソコシャープになっていたが、極限仕上げという程ではなかった。しかし、大外に持ち出してから追い出すと、まさに弾けるような伸びだった。
他の人気馬よりも力を出せたのは土壇場、修羅場を潜ってきた数の違いという事か。
大外枠は不利と言われていたが、それはあくまでもペースが速くならない条件戦の話。GTの、それもカルストンライトオが逃げるハイペースの展開なら馬群は縦長となり、枠順による外を回るロスは殆ど無くなった。秋の天皇賞も大外枠が不利と言わながら、大外枠を引いたシンボリクリスエスが圧勝したのも、同様の理由だ。
キーンランドスワン・・・一時の目を覆うスランプから完全に脱出した。去年よりもやや内枠だったが、去年よりも位置取りは後方になってしまった。エンジンが掛かってから猛然と追い込んだが、アドマイヤは遥か前方。力負けしてしまった。
プレシャスカフェ・・・仕上がりは完璧だった。ただ、今までこれ程までに厳しいペースを経験した事が無かったので、前半好位が取れず、中団から。途中でポジションを上げるなど、ややチグハグなレースになってしまった。ただ、この敗戦が必ず糧となるだろう。少々行き脚に欠ける所が見受けられるので1600mまでなら問題ないのではないだろうか。
カルストンライトオ・・・絞れていた。毛づやも見違えるほど良くなっていた。ラチを右目で見る癖があるので、左にラチがある中京コースは大きくマイナス。それでもゴール前でもう一度差し返す場面もあり、以前の「行くだけ」の馬では無くなっている所を見せてくれた。
メイショウボーラー・・・仕上がっていた。しかし今日のパフォーマンスは最悪だった。やはりダート3連戦の後の疲労が噴出してしまったか。もしくは自分のペースでレースが出来ないと脆いタイプなのか。今回だけでは判断しかねる。

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