ハンターポイントが、いつの間にか100万超えてた。
どれだけ狩ったのだろうか、それでも一向に絶滅する気配の無いモンスター達(当たり前)
そしてもっと驚くべき事は、
それだけ狩っても未だ終わらせてくれないこのゲーム。
確かに強くはなった、装備もそれなりに充実している、それでも死ぬ時は死ぬ。G級モンスター相手に気を抜く事など出来ない。
俺は本当に強くなったのか?
初代モンスターハンター発売から早4年、若干の空白期間はあるもののその間俺は何を得、そして何を失ったのか。
その疑問を解決させるべく俺はPS2を起動(今年初)させ、初代モンスターハンター(増井氏提供、感謝!)をスロットする
ハンマーは本当に縦3、回復薬が売ってない、大剣に溜めが無い、弓もガンスも刀も無い、スキルが無い(!)
・・・・・ああ、何もかもが懐かしい。
チュートリアル的なクエを片付け、いよいよ本格的なモンスターが登場する。
お相手は勿論クック先生だ。
イヤンクック
初めてクック先生に出会ったあの日、俺は閃光玉すら当てる事も出来ず華麗に3死を決めた。
何と巨大で、何と力強い。俺はこんな化け物を相手に勝てるのか?
頂上の見えない山を目の前ににしたような、絶望感を味わうと共に、そんな山をいつか征服したいという衝動に興奮を覚える。
倒されては再チャレンジ、何度負けても「次こそは」と誓い剣を振るう。
幾多の死闘の末、股下に潜り込み相手も見ずに吹っ飛ばされるまで剣を振り回す「勇者様斬り」オンリーという凡そ戦法とは呼べない戦法を展開し、泥試合の末、回復薬も閃光玉も底を着いた頃クック先生がゆっくりと地面に倒れ、ようやく勝利を手にした。
今思えば何て不細工で非合理的な戦い方、それでも当時の俺にとっては大金星、喜び勇んで鍛冶屋に駆け込み新しい装備が作れないかチェックしたものだ。
そんなあの頃の思い出が今、目の前にいるクック先生の「クケケケ・・・」という鳴き声と共に胸に去来する。
クック先生のズザァー!(タックル)、回転尻尾攻撃、火球乱射、そのどれもが初心者ハンターを震え上がらせるには十分過ぎる程重く、疾い。
しかしクック先生は幾多の戦いの中でそれら攻撃のかわし方、そこから反撃に転じるタイミングを体を張って俺に教えてくれた。
クック先生の猛攻を掻い潜り大剣の攻撃がヒットし、寸での所でクック先生のタックルをかわす。
火球はただただ野を焦がし、勢いよく振り向いた差の先には溜め3が待ち構える。
自慢の耳もぼろぼろになり息も絶え絶えのクック先生に止めの一撃を放つ、そして倒れる俺。
あっ
削りダメージ(モンスターの足元にいるだけで受けるダメージ)だけで死んだ。さすがに裸は痛かった。
ありがとう初代モンスターハンター、そして有り難うクック先生。これでまた古龍の大宝玉(G級古龍が稀に落とす、首尾よくいって1体あたり一時間、出現確率約1%)探しの旅に出る勇気が沸いてきたよ。
ゴールは近い・・・・のだろうか。

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