って言っても年末に動いたところなので割と短いスパン。
クリスマス妨害作戦は大いなる戦果を上げ、我々は勝利に酔いしれた。
だが次なる戦いはもう始まっている。2/14の脅威はもうすぐそこまで近づいているのだ。我々の手であの悪しき伝統に終止符を打たねばならないのである!
我々は確実にバレンタインデーを止める手段を模索する所から始めた。
・・・メタルだ、メタルしかない!メタルの力で平和を取り戻すのだ!
模索するまでも無かった、俺達にはそれしかない。というわけで今回もガチなアンチバレンタインデーメタルソングを作ります。
某所某日で決起集会を催す。そこには勿論たかちんと俺、そして新メンバーのであるドラムのKG-871氏の姿があった。
彼もまた我らを同じ志を持った憂国の烈士である。しかし残念な事に今の彼は膝が悪くてドラムを叩けない状態に有る。もっとも叩けたところで打ち込みなのでどっち道叩けないし、しかも打ち込みのスキルも無い・・・つかあんた何しに来たんだ?
彼はひとまず我がチームの諜報部員として活躍してもらうためモンハンをプレイさしておく事にした。ラオは一人で行けよ。
毎度のことではあるがたかちんが大量の食材を持参、KG-871がモンハン、たかちんが漫画、俺が調理という分担作業に入る。
正味曲作りしてる時間より台所に立ってる時間のほうが長いんじゃないかと思ったりもするが、これは我々というか、たかちんにとって非常に重要な儀式なのである。
たかちんは肉と米を有り得ないほど大量に貪り食う事によって真の力を発揮する事が出来るのだ。
もしもこの儀式を怠りたかちんに食事を与えないで放置するととんでも無いことになってしまう。
襲い来る空腹感と共に彼の目は次第に妖しい輝きを放ち出し、体中に渦巻き模様の斑点が浮かび上がり、一定間隔で柱に頭をぶつけながら獣のような雄たけびを上げるようになる。そしてその空腹感が限界に達っした時、ついには何もしないただの役立たずと化してしまうのだ。
家で食ってくるか惣菜にすればいいのにと思いつつも、彼の食欲を満たすべく俺は今日もキッチンに立ち続ける。やつの胃袋を静めるために。
そして俺がキッチンに立っている間は全く作業が進まない。レコーディングのソフトをコントロールできるのが俺だけだからだ。しかも調理を終えたらすぐにレコーディングが始まるので自分が食ってる暇は無い。猛烈に腹を空かせた状態で作業にとりかかるしかないのである。
現時点で曲の完成度は20%。そろそろ詰めて作業しないと本格的に間に合わない。
それと次回作業するときは料理を事前に仕込んでおこう。これでかなりの効率化がはかれるはず。
KG-871氏も徐々にではあるが打ち込みのノウハウを習得しつつあるようなのでこれで作業が分担出来る。
これで俺のパートはVo、Bass、プログラミング、そしてコック。何だかバンドらしくなってきたぞ!

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