最近やり始めた「カプコンクラッシックスコレクション(PSP)」
80〜90年代にかけての歴代カプコンアーケードゲームが16本も入っているという非常にお得なソフトだ。でもストU、ストU″、ストUターボってのが何かセコいような。
ロードの遅さ、サウンドの再現度の低さはこのさい目をつぶるとしよう。それを差し引いてもファイナルファイトを入れてくれなかったのが痛過ぎる。
しばらくしてから“リミックス版”などと称してFF収録して発売したら許さん。
今回このカプコレをプレイして改めて確認したのは、やはりPSPというハードが、縦シュー(縦スクロールシューティングキルエムオール)をプレイすることを念頭に作られた事だ。
PSPの画面は横長なので、普通に縦シューをプレイすると左右に無駄なスペースが出来てしまいGB並のサイズになってしまう。
この状態では敵も自機もゴミにしか見えず、敵の弾に至っては顕微鏡を使ってようやく確認出来る程だ。当然ゲームにならん。
そこでだ、この横長なPSPを90°回転させる。するとあら不思議、アーケードと寸分違わぬ縦画面の完成である。
十字キーが本体下部、ショットボタンが上部という変則配置だが慣れれば問題ない。
これでゴミにしか見えなかった敵機も十分視認出来る、思う存分デストロイしまくれるぜ!HAHAHAHAHA!
・・・・・って何だこりゃ。全く歯が立たん。
戦場の狼2の中盤以降なんか、10秒以上生存することすら困難。秒単位のコンテニューを強いられる。
1942、1943もイカつい。前方からの激しい段幕を捌いてる最中に背後から特攻されて生き延びれる訳が無い。これはニュータイプ専用ゲームか!?
魔界村も強烈。嫌がらせとしか思えない敵の配置。こちらの望まない所に罠や敵をきっちりと配置している。作り手は間違いなくドSだ。
全ての敵が殺す気全開で襲い掛かってくる。
ひしと感じるぜ・・・・・画面から伝わってくる確かな“殺意”を。
チュートリアルもへったくれも無い「死んで覚えろ、それが嫌なら去れ」と言わんばかりの理不尽な難易度。
最近のゲームにはそういう“殺意”を感じる事は殆んど無くなった。
確かに難しいモードが用意されていたり、最後に強力な裏ボスが用意されていたりという事はあるけど、“一面で最初に出会う雑魚のゾンビにワンコイン消費させるゲーム(魔界村)”は、俺が知るかぎり無い。
バイオハザードも最初に出てきたゾンビはトロくて弱かったぞ。
モンスターハンターが難しいという話しを耳にする事がある。
確かに簡単なゲームだとは思わないが、理不尽かと言うとそれは無い。
初めはだれでも倒せる弱いモンスターから始まり、徐々に難易度があがっていく。
どんな強いモンスターにも攻略の糸口は用意されている。
最近のゲームは言うなれば“隅々まで配慮の行き届いた接待”みたいな感じか。
それが良い悪いの話しでは無く、今と昔でゲームが一番変わったと思う部分だ。
そして俺が言いたいのは、魔界村での真の敵はゾンビやレッドアーリマーに非ず“落ちてる武器である”と言う事だ。
重要な局面で変な武器(タイマツ、オノ)取ったらマジで詰む・・・・・

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