今日は久々にギターに関するウンチクでも語らしてもらいます。
興味無い人はここで終了です。
ギターを演奏するのに楽譜(五線譜、タブ譜等)を読む能力は必要か?
当然ながらあって損は無い。というか有るとかなり便利。
でもそれが有るからといって、ギターリストとしての十分な要素を満たしているとは言えない。
読譜能力の低い俺が言うのも何なんですけどね。
楽譜通りに弾く事が出来ればどんな曲でも即座に弾く事が出来るんじゃないだろうか?
1割ぐらい当たってるけど、9割ぐらいハズレ。
何故なら楽譜から得られる情報量は、曲を表現する上で十分な量ではな。
要するにに楽譜は全てを語ってはくれないから。
クラッシックの人は楽譜だけで演奏するんじゃないの?
そう思った人は、一度クラッシックの楽譜を見てみることをお勧めします。俺にはとても理解できませんでした。音符の一つ一つに詳細な指示が書き込まれている感じ。
そんな楽譜を持ってしても、十分とは言えない。現に一流の演奏家が同じ曲を演奏しても解釈はそれぞれ違ってくる。
打ち込み音楽をやった事がある人なら分かると思うけど、楽譜通りに音を打ち込んでも、思い通りの音は出ない。
本の音読する事にに例えるなら
「文章の意味は全く理解していないけど、一語一句間違える事なく読める。」という具合。
間違いでは無いけど、これでは不完全。
起伏、行間、テンポ、そしてなにより感情移入が無いと文章の持つ意味を伝えることは難しい。
では、本当の意味で曲を表現するには何が必要なのか?
俺は
耳だと思う。
曲を表現するわけだから、その曲のプレイ(勿論出来のいい物)を聞いて、その通りプレイすれば間違いは無い。
楽譜というフィルターを通る分、情報の取りこぼしは必ず発生するら。
こんな偉そうな事を言ってる俺は楽譜を使わないのかと言うと、そんな事は無い。と言うか有ったほうが断然便利。
ただ、楽譜があれば便利というだけで、曲を聞くという事こそが本当に大事。
楽譜は曲を演奏する上での目安であって曲の全てを語ってはくれない。
残りの足りない部分は耳で補完する必要がある。
これって今思えば当たり前過ぎる話だけど、俺は最初からこういう意識があったかと言うと、はっきりいって全然無かった。
楽譜が余りに手軽に入手(ネットで検索すれば大概の曲は無料で手に入る)出来るこの時代、そういうプレーヤーが増加していく事は想像に難くない。
今すぐ持ってる楽譜を燃やせ!ギタープロをアンインストールしろ!とは言わないけど、もし耳コピを普段しない人がいたら是非一度やってみることをお勧めする。
今までは見えなかった事が見えてくるはず。
何が見えてくるのかは敢えて言わないけど、楽譜に頼ってコピーしたのと、耳コピしたとのでは、やった事は同じでも、得れる成果は全然違うよ。
さて、これから
エキサイトバイクと
たけしの挑戦状でもコピるかな。
・・・・・うっ、ギャロップ奏法とかマジ無理(汗)

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