@からしてそうだが本作のメタル度は極めて高い。
メタリカっぽいイントロのAは、ゴシックなメロディーが印象的。
Bのスラッシーなリフは、テスタメントのそれ。間奏でのデスボイスのテクスチャーは笑いを誘う。でもワウを聴かせたソロが普通に格好いい。
C〜Gまでは36分にも及ぶ組曲。
以前
「Yeah! Yeah! Die! Die!Death MetalSymphony In Deep C」という55分にも及ぶ
デスメタルとシンフォニーの共演アルバムを作ってしまったワルタリだから、もう何でもアリなのです。
メタリカの「ORION」っぽいイントロから始まる組曲は、ラッシュ+ニルヴァーナ的な様相を呈している。
ワルタリはハタッカ(Vo、B)以外のメンバーは流動的だが、常に高いレベルを維持しているのが凄い。本作の楽器隊のパフォーマンスも極めてハイクオリティだ。
色んな成分を含んではいるものの、主要な構成物質は完全に
「メタル」。
いい加減、日本のレコード会社や、メディア(主にバーソ)はワルタリを扱うべきだ。今ならまだ間に合う。
「大ブレイクを起こしてから慌ててプッシュし始める」なんて言う情けない状況にならない内にね。

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