長きに渡り続いた戦いも、今回がラストステージ。舞台はTー1000との最後の戦いを繰り広げる鉄工所だ。
途中のストーリーをえらい端折られてる気もするけどロム容量の都合だろう。
いや、プレイ時間の長さは問題じゃない、肝心なのは
濃さだ。例え少ない時間だったとしても、その中で濃密な内容を提供することこそがゲームソフトの値打ちではないだろうか?
ターミネーターと互角に渡り合う一般人達。
お世辞にも全く似てないCG。
死をも恐れぬカミカゼ特攻警備員。
デタラメな難易度でプレーヤーを震え上がらせるバイクステージ。
余りに存在感の薄いTー1000。
それら全てが濃密なインパクトとなってプレイヤーに語りかける。ほんとこれで長かったらこちらがもたない。
ステージにはそこかしこから
溶解した鉄がただれ落ちている(!)
いったいどういう職場何だ!?危なっかしくて仕事にならん。それに、この職員は煮えたぎった鉄の上をジャンプして渡るのか?しかも危険なタイミングで下から火球が飛び出してくるときたもんだ。気を抜きゃあっという間に炭化させられてしまう。
そんなクッパ城ライクなステージを進んでいるとTー1000出現。マシンガンをしこたま叩き込むと、あっさり退散。
やはりこの世界ではターミネーター(シュワちゃん)同様、Tー1000も弱体化されてるようだ。
はっきり言ってこのゲームのTー1000は全然恐くない。むしろ狂暴な一般人や、悪意に満ちた地形の数々の方がよっぽど凶悪に思える。
作者のどういう思惑が働いているのだろうか?俺が思うにこれはプログラミングの流用のせいだろう。
別のゲームを作るつもりで開発していたプログラミングが、何らかの事情でキャラだけシュワちゃんとその他に差し替えて発売した。そんな裏事情を勘繰りたくなる違和感。
その結果、この狂ったターミネーターの世界が出来上がってしまったのだ。
それにしてもどこに進めばいいのか分からない。さっきから同じところをぐるぐる回っている。上へ進むはずなんだけど・・・続く

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