株式会社スクウェア・エニックスは、「ドラゴンクエスト」シリーズ最新作として「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」を2007年に発売すると発表。
プラットフォームはニンテンドーDSで、価格は未定。
以外ちゃ以外だが、前々からエニックスは、ドラクエは発売する時点で最も売れているハードで出すと公言していたので、そういう意味では妥当だ。
「DSだとグラフィックがショボくなりそう」といった意見もあるようだが、ドラクエは画面の綺麗さはそれほど売りにはしていないので問題は無いだろう。
ドラクエの売りとは何か?
俺が思うにそれは「古き良き伝統」であり「マンネリズム」だ。
シリーズを通して殆ど変化らしい変化がない。有ってもそれは追加要素であったり、非常にゆっくりとした変化。
「8」でようやく純粋な意味での3D化されたのが、ドラクエ史上最も大胆な進化だった。
それはもうほとんど伝統工芸の域。
変わらない良さ。変わらなくても面白い(?)から売れる。変わる必要が無かった。
そして今回発表された「9」はどうだろうか。
制作陣は堀井雄二(ゲームデザイン)、鳥山明(キャラデザイン)、すぎやまこういち(音楽)と全く変化無し。開発も「8」に引き続きレベルファイブが担当している。
しかし内容はかなりの変貌を遂げているようだ。
まず戦闘はアクション。
マジデスカ(゚Д゚)
しかもDSのWi-Fi通信機能による、オンライン四人同時プレイ。
それらの要素はゲーム自体にとって目新しい物では無いが、ドラクエでは新境地。
これでドラクエになるのか?
「8」は外見こそ変化したものの、プレイ感覚は正しくドラクエのそれだった。
「9」はアクションRPGでオンラインになってもそれでも尚「ドラクエ」を感じさしてくれるのだろうか?
仮にゲームの内容が良くても、オールドファンからは「こんな物はドラクエとは呼べない」「ドラクエの冠の付いた別のゲーム」と拒絶されることは必死。
でも、作ってる側は、そやのへんも十分承知してやってるんだろう。
ひょっとしたら「ドラクエ」は、もう次の世代に譲る時が来たのかもしれない。
あ、でも音楽はDSのスピーカーで聞かなきゃならんのか。俺的にはここが一番不満。

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