俺は今居酒屋にいる。その俺の目の前で醜態をさらす友人、K氏。
無理もない、共にあの激戦を潜り抜けたのだから。
幕張で開催されたLOUD PARK06。その「オマケ」としてZEP大阪で開催されたプチ・ラウパ。
オマケとはいえ、要所を押さえた面子だ。
トリのメガデス、スレイヤーはもちろん、マストドン、アンスラ、インフレイムス、そしてDIOまで招致しているのだからスルーできるはずがない。
ラウパ本チャンが仕事で行けないという現実に打ちのめされている時にラウパ大阪の発表には本当に狂喜無双乱舞したものだ。
本チャンとはまるで違う事はわかっている。これはメンツ云々の話ではない。
こういうフェスでしか味わえない独特の空気だ。
「どこに隠れていやがった!」と言いたくなる程のメタルファンが大挙して押し寄せ、局地的メタルフィールドを形成し、その空間を共有する。そんなメタル者にとっての理想郷が出現するのだ。
その何分の一を体験できたのかは分からないが、ライブの最中はそんなことはどうでもよくなってしまうぐらい最高だった。
ただライブ中、俺の斜め後ろの人の肘が背中に当たって痛かったので、そいつの脇腹に(軽く)肘てつを入れたら「ぐふぅ!」と言って沈んだのだけが気掛かりだ。
すまん。ここで謝ってもしょうがないんだが。
来年こそは(あることを祈る)何としても本チャンに参戦しなければ!

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