スウェディッシュ・ロックンロールの雄、ヘラコプターズの新作がリリース!
・・・・・と思ったらベストじゃねえか!掴まされた!コン畜生め!
俺としたことがなんたるイージーミス。
後悔先に立たずだ。買ったからには楽しむしかない。
・・・うむ、全部知ってる曲だ(爆)
曲順が時代を追った構成なので、ヘラコの歴史を一枚で追うことが出来る。
初期のハイエナジー・ヤケクソ・ロケンロール路線から、ガキには真似出来ない大人の哀愁ロケンロール路線に移行していく過程がよくわかる。
初期と新しい曲とでは全然違う音になってはいるが、アルバムを通して聴けばその進化は正当なものだと言える。
俺のツボは中期、特にKの「Crimson ballroom」
この曲はアルバム未収録で7″のスプリットのみでリリースされていたものだが、俺にとってはヘラコ中最高のナンバー。
哀愁を帯びたメロディーがダイナミックな疾走感と共に一気に駆け抜けていく。
映画のエンディングで主人公が別れも告げずに町から去っていく・・・
そんな情景を思わず浮かべてしまいたくなるような曲だ。
これ一枚でヘラコの全てを網羅出来るわけではないが、入門向けとしては最適だと思う。

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