スタソル・・・強烈だったよ。スピード、爽快感、巨大ボスキャラ、隠れアイテム、さすがハドソンが誇る不朽の名作、どれを取っても最高水準、今やっても全く色褪せることの無い楽しさ、これぞ真にレビューするに値するソフトだと断言できる内容だ。
とは言ったもののこのゲーム、あまりに内容が完璧過ぎるため、裏ゲーマーの俺にとっては特に書くことが見当たらない。懐かしくなって手を出してみたものの、何も考えずに16面あたりまで進んでしまった。ほんとにおもしろいのよ、これ。
ここではアンバランスで面白さが伝わりにくく、陽の目を見ることなくゲーム史の影に消えていったソフトたちを扱って行きたい。
と言うわけでこれ
「RPG人生ゲーム」TAKARA1993年
ボードゲームで有名なゲームのファミコン版だ。人生という重いテーマを扱ったゲームだが、自分の人生をサイコロ一つにまかしてシュミレートするという、詰まる所人生などは運次第であるということを、ボードゲームという娯楽の中に、あえてシリアスな問題をテーマとして扱った時点でTAKARAの完全勝利である(何が?)
タイトル画面はこれだけ
のっけから某DQ3風のオープニングで大作を予感さしてくれる。さすが人生をと言う大叙事詩をわずか3メガビットの中に描ききる作品である。
まずは名前入力か・・・・・「けいじ」と
次は職業の選択か、職業が「もくてき」になっているあたりに作者の人生に対する冷ややかだが現実と真正面から対峙する強い意志が感じられる。しかしなれる職業が6個とはちと少ない気もするが現実の就職活動も自分の好きな仕事に就けるわけでは無いということを、端的に表しているのだろう。
歌手と漫画家は浮き沈みが激しく、ヒットが出るまでの下積みが辛そうだからパス。
カメラマンはよく知らないからパス。
刑事は名前と被るからパス。
けいじはマッチョじゃないかレスラーはパス。
残るは「しゃちょう」だけか。社長といってもいきなり大会社の社長ではなくしがないサラリーマン一年生から始まるのだろう。やはりサラリーマンは基本だ。皆、そこからスタートを切り出世の道を歩むのだろう。職業は「しゃちょう」で決まり。
これからROMを通して描かれる「けいじ」と言う男の人生をプレーヤーとなって体験して行こうと思う。
けいじの人生は俺の親指が握っている・・・・・

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