時代は、萌えである。
女子高生、メイド、スクール水着、ブルマ、多種多様の「萌え」が発生し、今や一般にまで普及したと言っていいだろう。しかしほんの少し前までは「萌え」などというのはごく限られた人たちの間での価値観、もっと言えばアブノーマルな意味合いさえ感じさせる言葉だった。当時は筆者もライブ会場で「カイ・ハンセンのアーライ萌え〜」や「ケリーキング・・・・・萌え〜」などと言っては周囲からの冷たい視線を猛烈なヘドバンでかわしていた。
当然ゲーム業界も萌えなどというあまりにハードコアなジャンルを扱ったゲームもそうそう現れることもなかった・・・・・・そう、この一本を除いては・・・・・・
「アタックアニマル学園」(1987 ポニーキャニオン)
主人公は女子高生、迫り来るコアラ、カンガルー、コウモリ、栗(アニマルなのか?)、サボテン(もういいや)達を、ビーム砲(!)で撃ち殺しまくるという製作者の意図が理解不能な怪作の登場です。しかもこのゲーム「萌え」をふんだんに取り入れるという神をも恐れぬ暴挙に出ています。

とりあえず女子高生、基本です

もはや希少種になりつつあるブルマーです

話の都合上スクール水着ということでおねがいします。女子高生が水着を着れば、即ちスク水なのです
ファミコン倫理の限界に挑戦、パンチラです。そのわずか1ドットの白パンに、作者の誇りと情念を感じずにはいられません

・・・・むぅ!これはナース的な萌え萌えメイドに違いない、女子高生によるコスプレ、完璧である。
「このアニマル学園で世の萌えシューター達を虜にするのだ!!」という開発者の決意がひしひしと伝わってきます(愚かです)
当然、当時の硬派なシューター達にはうけが悪く、時代が時代だけに萌えに目覚めた狂戦士の数も少なかった為かこのゲームが話題に上ることはありませんでした。
しかしながら、拡大縮小機能の無いハードでここまでの動きを表現するのは相当のプログラミング技術が必要だったはずです。萌えゲームで溢れ返った今のゲーム社会を考えると時代の先見性という意味でも価値のあるゲームだと言えるでしょう。
余談ですがこのゲーム、販売元はポニーキャニオンですが、開発はあのスクウェアだったそうです(FFの作ってる隣でナースやら女子校生のパンチラを描いてたわけだ)

因みにやられるとM字開脚しながら落ちます(ジョイ・トイ)

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