最近、石垣の子犬の件やら、ほかやらの子犬の件やら、なんやらで、あっちに「こんなかわいい子いまっせ」、こっちに「ちょいと掘り出しもんでっせ」なんて、お見合い婆やっているゆかです、こんにちは。
いや、こんな怪しいお見合い婆いないかも(爆)
さて。
そんなお見合い婆やってね、わんこの預かりさんと里親希望者さんとのやりとりを中継するわけ。
ちょっとずつレスキューやっているかたたちと、知り合いも増えて、あっちのかたとこっちのかたとの橋渡しができることは、とても嬉しいことなのだけれど、水を差す言葉もね、あるわけさ。
「外飼いしたいので、雑種がいいんです」
これを聞くたび、がっくり。
「外飼いしたいので、外飼いできる子がいいんです」
これならね、オッケー。
外飼いしたい理由というのは、それぞれにあるだろうし。室内飼育がすべてじゃないと思うから。日中は庭で、夜やお天気の悪い日は玄関内。
これは全然オッケーだと思うし。
ずっと外だと、ちょっとな・・・とは思うけど。
だから、何ががっくりって、外飼い=雑種。雑種は外。
ね、これよ、これ。
なんで、雑種は外なんだろう。雑種=丈夫・・・丈夫なら、外でも耐える。そういう思考?
つまり外っていうのは、ちょいと「耐える必要がある」環境だっていう認識?
ならさ、室内で飼おうよ。
ところが、じゃあ純血種だから室内っていうわけでもないんだよね。
柴。柴=外。
多いよね、これ。
なんで柴は外なんだ。純血種だぞ、雑種じゃないぞ。
・・・たぶん・・・日本古来から、犬といえば、雑種か柴。雑種といえば、柴系雑種。
だから、もう鬼は外〜、犬も外〜。
そんな感じ?
つまり室内犬って、「ちっちゃくて、かわいい、お座敷犬」なわけなんだね。
パピヨンとかチワワとか。
わかるけどね、パピヨン外飼いされちゃ、たまらない。
フランス王妃マリーアントワネットといっしょに、扇子はべらせて、お菓子を食べていた犬だもの。(きっと(笑))
チワワ外だったら、凍死しちゃうかも・・・。
でも、じゃあデカければ外かっていうとね、これもね。
ゴールデンとか、室内っていうイメージ。
あの黄金のロン毛の優雅さは、ソファの脇で飼い主に寄り添っていそうな感じ。
間違っても、同じロン毛でもシェパードは違う。ドーベルマンだって違う。
でもワイマラナーって室内っていう感じ。ダルメシアンも違うね。室内。
なんでだ?!
いや、私の大いなる偏見なんだけれども。
グレートピレニーズも室内にしてほしいね。外で真っ黒になっているピレが近所にいるんだけども。
そんな外飼いな犬に囲まれるワタクシ。
雑種も柴もシェパもそろっとります。
どうして雑種だと、外なんだろう・・・。
あるとき、「だって雑種は外でしか飼えないんでしょう」といわれたことがある。
な・ん・で!?
外で飼いたいというのなら、わかる。
でも外でしか飼えないと思っている・・・という思考が、「???」。
「うち、雑種が2頭(そのころはまだ2頭だった)、家の中にいますよ〜」と言ったら、「飼えるんですか!?」と驚かれた。
逆になんで飼えないと思うのかを、追求したいぐらいだったんだけれど、なんでだ?
結局は同じ犬だぜよん。
シェパが室内っていうのも、驚かれる。
「こんな大きい犬がっ!!家の中、めちゃめちゃですか?」って、つい最近も言われた。
そうですねぇ・・・
エアコンのリモコンが半分の大きさになっていたり、クッションがビリビリになって綿雪が舞っていたり、網戸に突進して破られたり、植木鉢がひっくり返ったりしましたけど・・・
その程度・・・ですよ。
・・・とは、とても言えなかったので、
「いえ、ふつーですよ。寝てます」
と、
ウソつきました。
ウソも方便ってことで、ひとつ。
いや、今はもう、落ち着いたエバちゃんだもの。
それに、大きいっていったって、人間よりは、小さいよ。ね。

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