以前も書いたことがあるけど、仕事にまったく関係ない(役立たない)「愛玩動物飼養管理士」という資格。
たいていの場合、この資格について、履歴書の資格の欄に記入はしない。
ところが1年ほど前、何を思ったのか、ふと書いてみる気になって、講師登録の際に書いてみた。なぜ書く気になったのか、1年も前のことだし覚えていないんだけれど、直後だったとしても、説明できなかったと思う。
とにかく、書いた。書いてしまった。
今年は、去年「運が悪い」とぼやいて腐っていたことを思うと、「運がいい」ほうなのだと思う。
だから、「書いてしまった」ことも、こういうときはいいほうへいいほうへ転がる。
しばらく音沙汰がなかったその登録先から連絡があり、講師派遣の話があった。
しかも、かなりいいお話。
乗り気で打ち合わせに行き、相手先のトークチェックなども受け、ありがたいことに即決してくださるほど気に入ってくださった。
お客さまに対して使う言葉ではないかもしれないが、「気が合う」とはこういう雰囲気、勢いのことをいうのかと思うほど、とんとん拍子に話が進み、最後の挨拶で、もうさよなら直前というとき、よほど気に入ってくださったらしく、追加の仕事の話をいただいた。
残念ながら、そちらのお話はお受けすることができなかった。
その理由というのが、「宿泊を伴う出張がある」から。
子供もいない私。
バリバリのキャリアウーマン(独身)のそのかたからしてみたら、たとえ既婚者とはいえ、子供がいないなら、可能な話だと思っていらっしゃったに違いない。
ええ、子供もしくは「子供のような存在」がいなければ、私だって、ダンナのひとりやふたり、残して出張ぐらいいきまっさ。
でも!
いつもなら、「主婦なので」とかなんとかごちゃごちゃいうところを、なぜかその場の勢いで、「犬がいるから」というビジネスに通用すんのかよと言われかねない理由を述べ、「ですから、できません!」と言い放ってしまった。
この子たち残して行くなんてっ!!
まぁ、地獄の沙汰も・・・っていいますから、そりゃあまぁ、ね(オイオイ)
やはり「運がいい」ときというのは、これもいい具合に転がる。
そこで履歴書に目をやったそのかたは、
「だから!!この愛玩動物飼養管理士というのは、どういう資格ですか?なんの資格なんだろう。不思議だなぁって思っていたの」
と、すんなり話を受け止めてくださった。
簡単に資格の説明をし、レスキューの話やうちに5頭犬がいること、だから散歩の時間をとる必要があること。
だから残業の多い仕事をやめちゃったこと。
だから犬ありきでスケジュールを組むこと。
・・・などなどをあまりにも正直に話したところ、
「実は私も猫を飼っていてね」
「私、犬が大好きで、実家ではシェルティーがいてね。老衰で死んじゃって・・・」
「いっしょに寝てるの」
「出張だなっていうとき、うちの猫、あてつけのウンチするの」
「表情が人間臭くなるのよねぇ〜」
「躾全然できてなくてー」
・・・などなど、出るわ出るわ。
躾のこととか話ながら、相手は私より立場的に上の立場でありながら、このときだけは、ちょっぴり心は上から目線(爆)、親分目線?(えっらそー(爆))
すっかり和んで外に出て、後からきたメールにも、本題が終わったとに「P.S.」でさらに犬談義が書かれるほど。
愛玩動物飼養管理士、仕事に役立たないなんて書いて、ごめんね。
書いてみるもん、言ってみるもん。
これでこちらの仕事はしやすいけれど、さすがに「ワンコが病気なんで休みます」はだめだろうなぁ〜(笑)
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あの・・・この資格をもっていらっしゃるほかの方への配慮も必要かと
思ってはいるのですが、反感を恐れず補足させてください。
私がもっている愛玩動物飼養管理士は2級だし
たとえるなら、「英検4級持ってます!」というのと同じような感覚だと
思っていただけると、ちょうどいい感じかなと思っています。
でも、楽しい勉強だったし、おもしろい内容もいろいろありました。
ねずみのオスメスの見かけ方とか、カメのオスメスの見分けかたとか
うさぎがとってもきれい好きだとか。
だから、
そんなにすごい資格じゃないんですってば。
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