でね(と、唐突に)、文明化著しい我が家にやってきた最新式の「水で調理する」というオーブンレンジ。
最新式とはいっても、新発売
のひとつ前の型というトコロが、我が家らしい。
理由はただひとつ!
「そっちのほうが安かった」
そりゃそうだ。新しいもの、若いものが、いつの時代ももてはやされる。
いや、今は古きよき時代のものも見直されているぞ。おばあさんの知恵袋って言う言葉もあるじゃないか(なんで、おじいさんの知恵袋はないんだ?)・・・いやいや、脱線。
「発売当時は、これも、これ(新製品)と同じ価格帯だったんですよ!」というお店の人の力強い言葉に後押しされ、「まぁ、最新の機能があったってねぇ・・・」と、決断した。
値段・・・ではなく、「賢い買い物」としておこう。おっほん。
そのレンジ、買って2日後にようやく使われ、日の目をみた。
だって、だって、だって
怖かったんだもん!
最高温度300度にもなるという、そのレンジ、あちこちに
「火花が散ります!」とか、
マグカップで温めると、爆発します、とか(そんな記載だった)
書いてあるのを見ると、恐ろしくて、恐ろしくて。
今日はご飯を炊かずに冷凍ご飯を消費しなくちゃ・・・となって、やっと取扱説明書をひもといた。
レンジでチンなんて、説明書見なくてもできるはずのことなのだろうけれど、「温め」機能のボタンが複数あって、どれを押してよいものやら。
何かを間違って「爆発」したらと思うと、夜も眠れず(イビキかいて寝てたけど(爆))
前のレンジは、モノを入れて「スタート」ボタンを押すだけだったもの、何がなんだか、これ何なんだか?
違うことがありすぎる。結婚して10年余り、家電はこんなにも進化したのかっていうぐらい、違っている。
ターンテーブルがない。レンジでチンって、くるくるゆっくり回るものじゃ、なかったの?
フラットな、いえ、あえて日本語で書かせていただこう、「平らな」庫内は、何もない。
説明書に、置く場所から指定される。
中央の円が書かれているところにちゃんと置け!・・・と。
・・・うるさいのぉ。
ご飯を包んでいるラップの、重なっている部分を必ず下にしろ・・・と。
・・・はいはい。
口うるさい母親的説明書に、いちいち文句をつけながら、言われたとおりに冷凍ご飯を置いてみて、さぁ、自動温めスタート!
ボタンをえいっ!!
今までなら、その間にもできる何かをしているのに、固唾を呑んで、レンジの中をにらみつける。
しかも、爆発するのが怖くて、隣の冷蔵庫の影に隠れながら、巨人の星の明子姉さんのごとく、こっそり顔を出して、見守る有様。(知らないヤングは、
クリックして勉強してこーい!)
回転しないんで、何が起こっているか分からない・・・と思っていたら、中央の液晶表示に突然温度表示がされだした。
温度が着実に上がっていく。
25度・・・35度・・・45度
・・・へぇ・・・最近の技術はすごいねぇ・・・と、思うまもなく、45度からあっという間に60度!!
ちょっと待て!
そのまま行ったら、あっという間に100度じゃないか(その前に止まるのかもしれないけど)。きゃ〜、沸騰したご飯なんか食べられるか!!(ご飯の沸点て、何度だ?)
口から心臓が飛び出すかと思ったよ。
あわてて止めようと「取り消し」ボタンを探す。
どこ、どこ、どこ・・・ぎゃー、100度になったら、どうすんのよ!!
スタートのすぐ隣のボタンすら、卒倒しかけのワタクシからすると、目に入らない。
なんとか60度のまま止めたものの、半泣きだった。
爆発したら、どうすんのよ(笑)
扉開ければ、止まるよ>私
昨日も大掃除の合間、レンジでチーンで作れるという冷凍パスタを食べようと、恐る恐るチャレンジした。
500W、600Wの場合の時間がそれぞれ書かれているものの、700W用の表記がない。最新式の宿命ね・・・。ふっと、鼻であしらうも、辛い。
どうすんの。
くどいようだけど、爆発したら、どうすんの。
晩餐館に叱られるよ。
焼肉焼いてないけど、家焼いた・・・。
やっぱり物陰に隠れながら、水を入れたヤカンを片手に固唾を呑む。
(*高温のレンジに水をかけることは危険ですから、良い子は絶対に止めましょう!)
なんとかヤカンは出番のないまま、ランチにありつく。
文明開化って、怖いねぇ(笑)

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