日曜日が、エバのしつけ教室の記念すべき第1日目だった。
初日だし、小手調べ的なところがあって、まずは「おすわり」「フセ」「待て」。
それからいきなり脚側歩行。
エバが我家にやってきてから、実はおままごとみたいな脚側練習をしていた。散歩のとき、おやつを鼻先にちらつかせながら、脚側の練習っぽいことをしていたせいか、エバは普段はあまりひっぱりはない。
いきなり歩いてみてと言われて、まぁ、それっぽいことをしたものの、もちろん、本来の脚側になっているわけもない。
それでも、訓練士さんは、「ああ、いいですね」とおっしゃる。
やさしい・・・。
けれども、その精度をさらに上げるよう求められると、アラが見えるし、ボロが出る。
次はフセ。
実はこれも来た日から時々夜、寝る前にちょっとだけ練習していた。
お菓子をもった手を広げながら、下におろして、フセの体勢を誘って練習。
両前足をそろえて飛びつくようにフセをするエバ。
・・・なんか、美しくない。
なんというか、お菓子めがけて飛び込んでくる感じ。それでも訓練士さんは、「ああ、できますね」とおっしゃる。
・・・え?これで?
お菓子めがけて飛び込みをしたあと、なぜかお尻がタラリンと崩れる。
これの直し方を教えて欲しい。
ゴンのとき、いったいどうやって教えたのだろう。
ゴンはたしか10分ほどで完璧になったと記憶している。
お菓子もなく、指使いだけでできるようになった。
しかも正しいフセをマスターした。
うーん、どうやったんだろう。
ま、ゴンはね、
かちこいから(うふ)
エバも覚えるのは早かったが、どうも正しくない、美しくない。
うーん。
訓練次は、マテ。
犬を正面に待たせて、私が一歩横に動く。そして元の位置まで戻る。
できたら、ほめる。
ここまでは楽勝でオッケーだった。
訓練士さん、私たちを甘くみて(?)、じゃあ・・・と、大きくレベルを上げた。
次は犬の周りを1周回ってみましょう・・・と。
無理、絶対無理。
そこまでマテできないのは、私が知っている。
・・・とは言えず、やってみる。半周いったところで、エバは私のほうに体を動かし向きを変えてしまった。
ほら!!!(いばってどうする)
ここで1回目終了。
次なる課題は、マテを2周回れること。
脚側の練習。フセの練習。
ここのシステムとしては、基本的に「課題ができたら、次へ進む」
・・・つまり
できなかったら、永久に来る資格ないよ・・・(って?)
(いや、そんなことはないんだけれど)
えーん、次はいつ行かれるんでしょ。
それと、あんなにビシっと真横についた、美しい脚側、いつかできるようになるんでしょうか?
どうしても斜めについちゃうの、どうやったら修正できるの?
フセをするとどうしてもお尻をタラリンと崩すのはなぜ?
マテはこれから微動だにせず、待てるようになるのでしょうか?
明るい光はいまだ見えず。
疑問、苦悩が山もりの状態。
唯一明るい光と言えば、ここの教室、コマンドが日本語だったこと。
練習に辞書、いらないんですね?
生粋の日本人であるワタクシ、母国語を使ってよござんすね?
「おー、ぐっどが〜る、えっば〜♪」
なんていわず、
「いい子だね〜」
で、よろしいんですね?
ここだけ明るい未来、広がる。
「座れ」が「オスワリ」だったことは、ちょっと笑われた。
なんかヘン?

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