いつかブログに書こうと思っていて、そのままになっていた質問を、少し前に友人にされた。
誰もが思う、「うちの子が一番かわいい」
では、うちの子が複数いた場合、「誰が一番可愛いか」
「誰が一番可愛いって聞かれて、なんて答える?」
その友人はそう聞いた。
今までにも何度か誰かに同じことを聞かれたことがある。
もちろん、本気の質問ということではなく、これだけいたら、誰が一番可愛いと思っているのぉ〜?なんていう、他愛無い質問のひとつとして。
2頭だろうと、4頭だろうと、10頭だろうと、とにかく1頭でなければ、比較する子がいるわけで、とにかく一番という順位付けをしたがる日本人、そういう質問が出てくるわけで。
多頭飼いしているかたの中には、この質問を受けたことのあるかたも、少なくはないと睨むワタクシ。
で、その答え。
「答えられない」
あえて、どうしてもっていうならば、答えてみようか?
じゃ、答えようか?
頭が一番よくて、こちらの言うことを以心伝心でも分かり合えて、小憎らしくて可愛いのはゴン。
よその犬にはガウガウでよくないけれど、人にはおとなしくて、我が家で一番静かで寄り添い犬で、甘えんぼで、「しっかりせいよ!」と思うこともあるけれど、無性に哀愁もあって、可愛くて抱きしめたくなるのはユウちゃん。(6歳なのに、いまだに「ちゃん」づけしたくなる男の子なんだもん)
小さくて、愛くるしくて、そしてまったくわからんちんの、おりこうさんじゃなくて、そこがなんとも憎めなくて、当然のように姫として振舞っていて、それが許されるっていう末っ子かわいい末っ子体質を受け入れたくなっちゃう、抱っこ人形的可愛さのひなちゃん。
そして、一番でっかくて、やることには可愛げなく破壊魔で、でも、天真爛漫(ちょっと違うぞっていう傾向もあるけど)で、性格がすごくよくて、やったら勝てるのにみんなにご挨拶して回る低姿勢の可愛いエバちゃん。
・・・さ、誰が一番かわいいと思う?
それって・・・ステーキと寿司とどっちが食べたいっていっているようなもん。
好みの問題もあるけれど、どちらも好きな人ならば、そのときの気分だったり体調だったり、どっちも好きで選べなかったり。
もしくは・・・、ハイソ(死語?)でフェミニストで、育ちのいい彼と、ちょっとワルで、危険な匂いがして、でもちょっとときめいちゃう彼と、どっち選ぶのって言わて迷うのと同じっていうか(うーん、最近どーも縁がない話題だから、実感わかないし。ってか、かつても縁はなかったけどさ(爆))
だいたい、評価するポイントが違うねん!って感じだもの。
みんなそれぞれに違うポイントで可愛いから、特定のポイントを決めて比べるとしたら、そりゃあ順位もつくだろうけれど、おおざっぱに全体を通して「誰が好き?」とか「誰が可愛い?」なんて聞かれたって、答えられるほうがおかしいと思ってしまう。
誰にだっていいところもあれば、悪いところもある。
それぞれの悪いところも好きだったり、いいところが逆に好みに合わなかったりと、好みのポイントも違うし、こっちはこの子のほうが好きだし可愛いけれど、こっちはこの子のほうが可愛いっていうことも、しっかりあるのだけれど。
自分の子なのに、それをしっかり順位付けできるほうが、私には不思議でしかたがない。
障害があるからユウの順位が低いとか、そういったことを言った人もいるけれど、犬だからか、一緒に暮らしていてユウの障害を意識する場面はすごく少ない。
それにそれで好き嫌いの判断にはならないし・・・。
それぞれに、無性に可愛いところがあって、それはお互いに勝るところなので、その全てを享受できている私たち夫婦は、本当に幸せだなと思うところなのに、あえて順位をつける必要はないし、するつもりもないし・・・。
というのが私の答えだった。
で、友人の答えも「だよね」
そりゃそうだ。そういう人じゃなきゃ、私は友人とは思えないと思うし。
人が見ると、「好みじゃないな」と思うことも含めて抱きしめている人を見ると、こちらも幸せな気分になる。
そして、今日、そういうメールのやり取りをした。
「うーん、自分の子抱きしめとこう」と書いてあった。すごく好き、こういうの。
実はボジョレーを先ほど買ってきて、もう1本の10分の9ほどのんでいる(ってか、ほとんど?(笑))・・・幸せ。
幸せをかみ締めて飲んでいたら、そのメールがきて、そういえば・・・と、「誰が・・・」というやりとりを思い出した。
なんだか、穏やかな気分になったのは、「いい酔い方」なのかなぁ〜♪
うーん、久しぶりのワイン、幸せ〜
・・・言いたいことは、どっちだ?ってか(笑)

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