学校では3クラスに分かれている。
(小学)
1・2・3年のAクラス
4・5・6年のBクラス
(中学)
1・2・3年のCクラス
俺たち6人はCクラスとBクラスにいる。
オレと遊里、稀菜に誠はCクラス
伊織と羽月はBクラスだ。
ちなみにCクラスの奴らは全員14
Bクラスの二人は9歳。
クラスは違うが、場所は隣同士だし、昼休みは自由に移動教室していいから、ほとんど一緒のクラスと同じだと思う。
何の部活もなく、何のクラブもないため、放課後はかなり自由。
オレら6人はほとんど遊んだりするのが日常だが、テストが近い日は勉強会をしたりしている。
今日は何の予定も立てていないので、家でゆっくりするつもりだ。
―キーンコーン
カーンコーン―
「さて、帰るかなぁ〜」
そう言って椅子から立ち上がると
「祐太くーん!一緒にかーえろっ♪」
遊梨が飛びついてきて腕を組み、グイグイ引っ張ってくる。
ねーねーと駄々をこねながら扉に近づいていく・・・。
「はいはい、分かったから放せって」
呆れたようにそういうと、遊梨は観念したように腕を放す。
だが、大人しくなったのもつかの間、いきなり目の前にたって、飛び切りの笑顔でこういってきた。
「今日ね!新しいケーキ屋さんが出来たんだよ!雄太君も一緒にいこ〜?!ね!いこ〜?!!!」
キラキラした笑顔でオレに問いかけてくる遊梨。
だが、それをかき消すように無言の呼び声が聞こえる。
誰かが服をちょいちょいと引っ張っている。
誰だろ、そう思ったオレは振り向いた。
その先には。
「ゆ、祐太さん・・・」
おろおろしてオレを見上げるのは羽月だった。
「羽月?どうしたんだお前」
座り込んで聞いてみる。
が、じーっと見ているだけで何も答えてくれない。
困っていると羽月の横からちょこんと出てきた伊織が答えてくれた。
「えっとねー♪羽月は、ゆーた兄とお話したいんだって〜♪」
「オレと?」
何故普段会話もあまりしない羽月がオレに話なんてあるのか?
でも、伊織の言ってることで間違ったことなんて1回もない。
いろいろ考えているうちにすっかり羽月の存在を忘れていた・・・・・。
もう一度羽月を見てみると、目線は泳いでいるものの、コクコクと頷いている。
「ん、了解」
微笑んでいつものように撫でてやると、安堵した様子で微笑んだ。
「えー!?遊梨は!?遊梨はー!?」
ジタバタ暴れている遊梨をどうしようかオレが悩んでいると
「だーいじょうぶ♪ゆーた兄は行っていいよ♪ゆーり姉、僕と一緒にケーキ食べにいこっ!僕ね、チョコケーキが食べたいの〜♪ね?いいでしょ〜?」
オレらを庇う様に今度は伊織が駄々をこね始めた。
「そうそうっ!!遊梨のことはアタシ達に任せなっ!!!アタシも行くぜ!遊梨っ!」
遊梨の肩を掴んで笑っているのは稀菜か。
意外に気が利く奴だったんだな・・・。
「しょーがねーなっ!オレも付き合うぜ♪男がケーキ屋ってのは変だけどよ;;」
誠までもが空気を読んでくれた。
アイツは普段バカだが仲間意識は高いからな。
「わぁい♪じゃあいいかも!でも祐太君とはまた二人で行きたいな〜♪」
ニコッっとオレに笑いかける遊梨。
「仕方ねぇな・・・また今度な」
そう言って遊梨にも撫でてやると
「うんっ!約束だよっ!」
照れもせずにニコニコ笑ってた。
このことで、6人はとても仲間意識が高いことが分かった気がする。
「・・・来て・・・くれます・・・か・・・?」
おろおろと聞いてくる羽月。
「当たり前だろ」
何かと羽月には癒されてる気がする。
ニカッと笑うとえへへ・・・という照れ笑いが返ってきた。
「じゃあ・・・私の家へ・・・」

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