忙しかった学期末にどうにかケリをつけ、夏休みに突入した。子供たちはすでに先週の土曜日から完全に夏休み気分。日曜はエッケと郊外のプールに行き、夜は友人宅でサッカー欧州選手権決勝戦をテレビ観戦し、月火は午後から草サッカー、昨日は友達家族とプールと遊びまくり。夏休みにクーラーの効いた塾で夏期講習…なんて想像もつかないであろう。
私も一応夏休みだが、昨日まで成績処理があり、職場にも家にも、整理しなければならない資料や、来学期までに整えなければならないものがあって、ぱーっと休む気分になれない。あー、でもわざわざ日本から送ってもらって見ていないドラマや映画のDVDもあるな〜。資料探して絵も描きたいな〜。
今学期まで2年に渡って2年生のクラスを手伝ってくれていた留学生の女の子が帰国するので、火曜の夜はその子のお別れ会とう名目で、教師、学生、留学生、日本語ボランティアさんとりまぜて、ホイリゲに行った。夏休みに入ってウィーンを離れた学生も多いらしく、総勢16人ほどのこじんまりとした会になった。
その会でのこと。私達のテーブルで巻きたばこを作っている子がいて、そこからマリファナの話になった。(発端は私が「そういうたばこに、知り合いがマリファナを巻いているのを見た」と言ったせいだった。)ご存知かとも思うが、マリファナ(大麻)はソフトドラッグとして、一定量までは所持が許可されている国もある。たばこを巻いていた子はオーストリアの西の端の方の出身で、スイスでは州によって、かなり規制が緩いのだと教えてくれた。しかし、それを言うとき彼女はわざわざリュックから辞書を出して
「スイスの○○では、かどかどで買えます。」
と言った。どうやらEcke(これはうちのダンナの日本人向け相性でもあるが、角という意味である)という語を引いて、「an jeder Ecke」(街角のいたるところで)という感じの表現を造語したらしい。
これか!
実は彼女はかつて作文に「日本語がちさちさ読めるようになりたい」と書いた子である。なるほど、こうやって思い浮かんだ一語を手元の小さい辞書で引き、勝手に擬態語っぽく使ったり複数形を作ったりしていたのか!(しかし「ちさ」って何だろう?)
そんな彼女も今学期で必修の実用日本語は終わり。4学期(=最短2年)で終わるところ4年かかったのだが、今度は卒業に向けての段階に入る。そうやってみんな先に進んでいくのだ。
現在2年生までしか教えていない私としてはちょっとだけ寂しいが、大丈夫!当面学生が減る様子はないし、ネタが尽きることはない!(断言)
かつて私の大好きな

上級学習者がメ−ルに書いてくれた言葉。
「相変わらず、日本語が奥が深いですね。僕も絶対間違い続けますので、口座のネタがなくなる事はないと思います。でも、少しでもその間違いが少なくなるように頑張りますので、よろしくお願いします。」
ちなみに「口座」は「講座」ですが(笑)、時にしつこく、でも分かりやすく論理的に、直し続けるのが私の仕事です。夏休みに休んだらまた頑張ろう…。
私自身の果てしないドイツ語ミスもなんとか直していかんとな〜。