2009/10/14
理想郷は存在するのか

読了。そんなに難しい本ではないので、結構あっという間に読み終えました。
というか、続きが気になって一気に読んじゃったってところですね。
翻訳本は文体変なものが多々あるので、あんまり好きではないのですが、これは比較的読みやすいんじゃないでしょうか。内容からしても中学生ぐらいで読むのがいいのかも知れません。それぐらいの読解能力があれば読めると思います。ただ、その後の人格形成に若干問題が生じる可能性はあるかとは思いますけどね。中学生の時にこの本に出会ってたら、いまごろどうなっていたかなぁ。
内容について若干説明しますと、核戦争が勃発した後、イギリスから疎開する子供たちを乗せた飛行機が南太平洋の孤島に不時着。大人は死亡し、子供たちだけの世界。食べ物は豊富にあって困らない。そのような中で、どのように生きていくかという方向性で子供たちの中に亀裂が生じ始め、どうしようもない対立へと向かっていく。子供たちだけで、指導する大人がいないからっていう設定にはなっているけど、これは子供たちに限った話ではないですよね。著者もそれを揶揄して設定の中に組み込んでいるんだと思います。一気に読むほどひきつけられましたが、まあ、結末からしても後味のよろしいお話ではありませんね。いやな感じが残ります。
どうやらこの小説、映画にもなっているようです。文章では島の様子がいま一つ頭の中で描けなかったので、映画で観るっていうのもいいかなと。ただ、心理描写がどこまで描けてるのかは疑問ですけどね。
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