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▲世界最古の地下鉄は、今日も様々な人を乗せて走り続ける。(Waterloo)



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2012/12/28

申し訳ありません。久しぶりの投稿  Mainline (outside London)

お久しぶりです。ここのところもう半年以上完全放置してしまい申し訳ありませんでした。
本帰国をしてイギリスの鉄道と疎遠になったことや、鉄道自体への関心が最近若干薄れつつあることなどが原因です。全く顔を出していない間にコメントも数件いただいており、それらの方々には本当に申し訳なく思っております。

さて、なぜこんな久しぶりにひょっこり顔を出してきたのかというと、先程PCのデータを整理していたところ、久々にイギリス時代の写真を見ました。撮ったはいいもののそれっきりになっている数多くの写真がもったいないと思い、今更ながら少しずつでもお見せしていきたいと感じた次第だからです。

これまでは、写真撮影記に軽いイギリスの鉄道情勢を紹介を兼ねるというコンセプトで記事を書いてきたのですが、さすがにこれからは文章をそんなに長く書いている時間はなさそうなので、なるべく質の高いものだけを中心に写真メインにしていきたいと考えています。

これからもよろしくお願いします。


さて、今日はさっそく昨年の夏の写真から数枚。

Scotrail Class 170 at Linlithgow
スコットランドの首都、エディンバラの郊外にあるリンリスゴー駅に到着するScotrailのClass 170。この車両はボンバルディア製で、あえて言うならばc2cのClass 3571の気動車版のような車両です(外見もよく似ていますしね)。
2編成がくっついていますが、スコットランドの二大都市エディンバラとグラスゴーを結ぶこの大幹線はいつも混雑しています。

P1100180

こちらはイングランド北部の湖水地方にある保存鉄道、ハバースウェイト鉄道の蒸気機関車です。わずか2〜3駅と区間こそ短いですが、沿線にあるウィンダミア湖のレイククルーズと連携して運行しており、同地を訪れる観光客には人気の鉄道です。それにしても、鉄道好きがボランティアで集まってこうして鉄道を運行しているのって、なんか素敵でいいですよね。

DLR P86 stock at Canary Wharf
ロンドンは大都市といえ歴史ある建造物が多いので、このような近代的な風景は意外と少ないです。その中で、近年になって再開発された東ロンドンの一角で・Docklandsは異彩を放っているといえるでしょう。東京を連想させる高層ビルの合間を、ロンドンの新交通システムであるDLR(Docklands Light Railway)の車両が駆け抜けていきます。
West Endia Quay駅にて撮影。隣のChanary Whalf駅は目と鼻の先です。

Class 4-6-2 no 60019 near Kew Bridge
以前も何度が取り上げたとおり、イギリスではツアー列車がよく蒸気機関車で運転されます。そんな日には地元を走るSL(英語ではSteamと呼びます)を一目見ようと、沿線の跨線橋や踏切には家族連れがたくさん訪れています。
写真は、ロンドンの西郊外、Kew Bridge駅とChiswick駅の間を駆け抜ける 4464 Bittern。流線型の青い車体が何とも勇ましいですね。

South West Trains Class 450 near Kew Bridge
上の写真と同じときに撮影した、South West TrainsのClass 450です、この車両は主に同社の短〜中距離列車に使用されています。
そういえば前から気になってるんですが、この会社の車両の塗装って、アメリカのSouth West Airlinesと塗装が全く同じなんですよね。なんか関係があるんでしょうかね。


夏休みは、こんな感じでヒースロー空港にも出向きました。世界中の飛行機が山手線みたいな頻度で離着陸する同空港は、いくらいても飽きない魅力があります。写真はBritish Airwaysの、日本ではかなり少なくなってしまったジャンボ。やはり今になってもかっこよさは健在です。


・・・と、こんな感じでこれからもぼちぼち少しずつ更新していきたいと思います。来年受験生になるまでに一通りお見せしたいところです。

最後にもう一度、長期間の放置申し訳ありませんでした。そしてこれからも当ブログをよろしくお願い申し上げます。
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2012/5/18

日本に帰ってきて感じること。  その他日本の鉄道

こんばんは。

前回の記事を書いた後、無事に日本に帰国を果たしました。
前通ってた学校に復学し、現在何の不自由もなく日本の生活をエンジョイしているわけですが、まぁ改めて帰ってきてみて、良くも悪くも「日本ってあだな、こーだな」と思うことが増えたように感じます。その中でも最近思うことの一つが、街にあふれる英語の不自然さです。

日本語ができない外国人への配慮が進んでいるのは素晴らしいことですが、当然とりあえず英語を書いとけば外国人がわかってくれるというのは大きな間違いです。

そこで今日は、毎日耳にする列車の車内放送から、いくつか筆者がむむっ、と思ったものをピックアップしてみたいと思います。


東急線編

まず東急です。この会社の英語は、日本の鉄道の中でもかなりひどい分類に入るのではないかと思います(笑)

1.Thank you for using the Tokyu Ikegami line.
この表現(Than you for using...)は、東急線に限らず割と多くの鉄道会社で使われているように感じます。鉄道以外でも、この間都内の某映画館で耳にしました。
恐らく「…をご利用いただきましてありがとうございます」を直訳した表現だと思われますが、英語ではすべてのものに対して、使うという動詞、つまりuseを用いることはありません。
日本語でも実際の話、日常会話では「映画館を使う」とか言いませんよね??
鉄道の場合、この際は
"Thank you for travelling on..."
もしくは
"Welcome aboard the...line service"
というあたりが妥当でしょうか。

2.We will soon make a brief stop at Yukigaya Otsuka.
「まもなく…です」という放送の英語案内として流れるこの放送ですが、まったく間違ってはいません。
ただ日本語に対して言い回しが長すぎるように感じませんか。各駅停車に乗っていて、駅に着くたびにこれを言われると、正直イライラしてきます(笑)
実際、英語でも日本語でもそうなのですが、案内というのはコンパクトでわかりやすいのが一番です。実際英語発祥の地イギリスでも、このような長ったらしく回りくどい言い方はしません。そのかわり、
"We are now approaching..."
や、
"We will shortly be arriving at..."
などとよく表現されます(因みに後者は、似た表現(shortlyではなくsoonを使用)が東急でも終点につくときに使われます。ほかの駅もこっちにすればいいのになー。)

3. This train will merge and continue travelling as an Limited Express on the Minato-Mirai line to Motomachi-Chukagai.
いや、これは究極です(笑)
聞いたときに思わず吹いてしまいました(笑)
直訳すると、「この電車は、(みなとみらい線に)併合し、みなとみらい線内で特急として走行し、元町中華街まで参ります」。
…いや、みなとみらい線の案内そんな詳しくしなくていいから。。笑
「併合し」の前の「みなとみらい線に」を括弧にしましたが、それはmergeという動詞が何にかかっているのかによって意味が変わってくるからです。というのも、mergethe Minato Mirai lineにかかっているのならば「みなとみらい線に併合する」という意味なのですが(この際も使う動詞はjoinの方が適切ですね。ただ、それでも「みなとみらい線に合流する」という意味になり、支線からみなとみらい線という本線に向かう列車のようなニュアンスになってしまいます)、もしそうでなければ単に「この電車は併合し」といってることになるので、どこかで増結ずるという意味にも取れてしまいます。
さらに、"continue travelling as an Limited Express on the Minato-Mirai line"という表現ですが、日本語にすると「特急としてみなとみらい線内を走り続けます」という感じで、二通りの意味が取れてしまいます。今もうすでに特急で、みなとみらい線内も特急として走り続けるという意なのか、今は特急以外の何かで、みなとみらい線内に入って特急となって走り続けるという意なのか、ということです。

いやぁこの放送のわかりにくさはとてつもない。鉄道の運行形態なんて国によってさまざまなので、日本の鉄道になれていない人にもわかるように、この「直通運転」という概念を案内してほしいものです。

イギリスも違う路線同士の乗り入れというものはないので、この列車案内をどうやってわかりやすく説明すればいいのか、自分なりに考えてみました。

This is the direct Limited Express service to Motomachi Chukagai via the Minato Mirai line.
「この電車は、みなとみらい線経由の元町中華街行き直通です。」

こんな感じでしょうかねー。

4.Passengers changing to the Meguro line and the JR line, please transfer at this station.
こちらも決して間違ってはいないのですが、長い。ここはほかの会社のように、単純に
(Please) change here for...
がいいですし、現地でも使われています。
因みに上に書いたのは武蔵小杉の例ですが、ここには2つのJR路線が乗り入れているので
JR line"S"であるべきですね(横浜や渋谷なども同様です)。


JR東日本編

この会社は、(少なくとも東急に比べると)割とまともな英語を使っている印象を受けます。基本的な表現は現地でも用いられる言い方で、非常に良いと思います。
ただこの会社で問題なのは、車内マナーの放送です。ほかの会社のほとんどがマナー放送を日本語のみで流す一方で、異文化の外国人にも日本流マナーを理解してもらおうという姿勢は素晴らしいと思います。ただ、言い回しに少々改善の余地があるかと。。。

1.Please switch off your mobile phone when you are near the priority seats. In other areas, please set it to silent mode and refrain from talking on the phone. There are priority seats reserved for elderly and handicapped passengers, expecting mothers, and passengers accompanying small children.
まず、これは路線と区間にもよるのですが、この携帯マナーの放送と優先席の案内が同じ区間で流れるときの順序が明らかにおかしいです。優先席の存在を知っているのが前提な携帯マナー放送が流れた後に、優先席の存在についての案内をします。これは日本語放送でもそうですが、明らかに逆でしょう。
携帯の放送そのものについては特に問題ないとおもいます。
ただ優先席案内には、いくつか指摘したいことが・・・。この案内の文の形は"There are priority seats..."というものですが、これでは極端に言えば、「優先席があります。以上!」と言っているようなものです。つまり、この優先席というものがどこにあるのか、だから何をしてほしいのか、といった情報が全く入っていません。もしかしたら駅について語っているのかもしれないし、それとも駅前のバス停、近所のスーパー、それとも上海の地下鉄についてかもしれないのです(笑)
さらにreserveという単語は意味が強すぎるかな…。ほかの人は座るなという印象を受けます。あとExpecting motherという表現は「妊娠中のお母さん」という意味で、つまりこれから第一子を産もうとしている方には優先席に座る権限がないというニュアンスになっています(笑)

これらを踏まえて、こんな感じの放送がいいでしょうかね。
Please note that, some seats on the end of each coach are priority seats. These should be given up for people with disabilities, elderly passengers, expectant mothers, and those accompanying small children.
Please note that...という言い回しは、お客さんへの注意や勧告をするときによく使われます。また、すべてをきれいに並立させるために、あえてelderly passengersとhandicapped passengersを分け、またその代わりに、passengersという単語の繰り返しを防ぐために、最期をthoseにしました。

※5月20日追記
"handicapped"という表現は現地であまり聞かなかったなーと思って調べてみたところ、どうやら差別用語として現在では用いられていないようです。


2.It may be necessary for the train to stop suddenly to prevent an accident. So please be careful.
まず、preventという動詞は不適切でしょう。この動詞は、どちらかというと予防するという意味で、事故には使われません。
さらに、文頭にsoを用いるのは基本あまりよくない(例外多数あり)ということは、中学生レベルの文法です。be carefulというのも、「常に気を配っておけ」というニュアンスがあるので、この場合は不適切でしょう(つねに「いつ急停車するか」なんて意識しながら電車に乗る人はまずいませんね。)さらにこれでは何をcarefulするべきかというのが不明瞭です。「電車が急停車しなくてはいけないことがある」ことを気をつけろというのは意味が通りません。

Please be aware that, the train may stop suddenly to avoid an accident.

先ほどの優先席の放送もそうですが、あくまで原文をなるだけ残そうとしているのですが、実際のところ英語の案内というのは、全員が常識としてわかっていることを改めて言うことを嫌います。たとえば、people with disabilitiesといえば説明するまでもなく老人や身体障害者といった人たちですし、急停車と言ったら理由は事故防止なわけです。本当のスマートな英語は、こういうところをきれいさっぱり省くんですけどね・・・。

3.The first four cars go only to Zushi.
横須賀線の下り電車でよく聞く放送です。
まず、「前」4両が逗子行きな訳ですから、firstよりもfrontの方が正しいでしょう。また、go only to Zushiは、「逗子にしか行かない」という意味になってしまいます。これでは、鎌倉観光にいくガイコクジンの皆さんはびっくりですね。

The front four coaches terminate(s) at Zushi.

がいいでしょう。terminate(s)としたのは、主語がfour coachesと複数形ですが、それを一列車としてみなす場合は単数として扱えるからです。



とりあえずこんなところでしょうか。車内放送以外にもいろいろ気になる英語があふれているのですが、きりがないのでこれくらいにしておきます。京浜東北線とかのドア上のモニターの英語案内も、いろいろ面白いですよ(笑)

一つだけ言っておきたいのが、ここで紹介した原文は一切文法的には間違っていない、ということです(むしろ私が新しく書いたやつの方が間違っているかもしてません。ごめんなさい笑)。ただ、英語というのはあくまで言語、つまり何かを伝えるための手段の一つであります。いくら正しい文法で書いたって、伝わらなきゃ意味がありません。日本の英語教育というのは、本当に細かい文法とかアクセントとかばかりで、もっと本質的なところ、つまりどのようにして自分の言いたいことを伝えるのかというところが、すっぽり抜けてしまっている気がするんですね。この放送たちが、それをよく表しているのではないでしょうか。ネイティブの声を使って、文法的には全く間違っていない文なのに、肝心なことが伝わっていない。これじゃ本末転倒ですよ。
正直、前置詞の一つや二つ間違えたからと言って、自分の言っていることが伝わらないなんてことは、まずありません。むしろ、間違えのある文章でも要領よく伝えれば、「英語できるヤツ」としてみなされます。むしろ正しくしゃべろうと詰まってしまう方が、よっぽどしゃべれないって思われるんです。
長い間の教育方式を変えるのはそう簡単ではありません。そして、日本の公用語は日本語です。みんながみんな英語をしゃべる必要なんてありません。しかし、この「間違えちゃいけない主義」の英語をどこかで変えなきゃ、日本はこれからもどんどん沈む一方じゃないか、とおもうんです。

まだまだ言いたいことがいろいろあるのですが、本当にきりがなくなるのでここで終わります。あ、所詮は海外にチョコっと住んでただけの高校生の英語力なんで、だれか間違いを見つけたらご指摘ください。なるべく親切にお願いします 笑

きょうは写真なしの長文でごめんなさい。次回から撮影記の更新を再開します。

それでは。

Southern Class 377 at South Croydon
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2012/3/23

High Speed 1  Mainline (London)

こんにちは。本帰国までいよいよ2週間を切りましたが、正直実感がわかな過ぎてやばいです(笑)
今回書く撮影記は、8月3日に行ってきたイギリスの高速鉄道の分です。

驚くべきことに、鉄道発祥の地イギリスには、つい最近まで高速鉄道がありませんでした。
日本で新幹線が開業し、お隣フランスでもTGVの建設が着々と進んでいた1970年代、イギリスも自国の鉄道を高速化させようと考えました。しかし、当時は政府の財政が厳しく、既存の鉄道を電化することや、ましては高速新線を作ることなどは不可能でした。
そこで考案されたのが、イギリスの鉄道史最大の名車の一つ、Class 125(High Speed Train)です。この車両にはInterCity 125の名称がつけられ、その名の通り、最大速度125マイル(約200km/h)という驚異のスピードで、世界最速のディーゼル機関車として名を知らしめました。

そんなこんなで、線形が良いことも幸いして、イギリスは長い間、在来線で十分な速達運転を提供できていたのです。ですから、高速鉄道建設の需要はあまり高くありませんでした。

しかし、1994年にユーロスターが開通した際、その状況は一転しました。

ユーロスターの区間のうち、フランスはすでにTGV用の高速線を持っており、ユーロスター開業へはその一部を延伸するだけで対応できました。また、続いてベルギーも、1997年までに高速線を開業させ、これによって大陸側では300km/h対応が完全に整いました。その一方で、高速線を持たないイギリスは、既存の在来線上にユーロスターを走らせている状態で、またその路線が第三軌道方式であったこともあり、最高160km/hが限界でした。

そのため、イギリス側での遅れやタイムロスが大きい状況となり、犬猿の仲であるフランスからはそれについてイヤミを言われることが状態化という事態に。

いよいよ我慢の限界に達したプライド高きイギリス人たちは、ロンドンとドーバーを結ぶ、ユーロスター用の高速線の建設に乗り出したのです。

2006年の12月にその高速線はめでたく開業。ユーロスターのロンドン側のターミナル駅をこれまでのWaterlooからSt.Pancrasに移すとともに、いよいよイギリス側での300km/h運転が始まったのです。

ちょっと長くなりましたが、まぁざっとこれがHS1の歴史です。

そんなHS1を走る列車を撮影しに、今回はロンドンの東郊外にあるPurfleetというところまで行ってきました。


さて、旅の始まりは前々回と同じFenchurch Street駅。ここからc2cの近郊列車に乗り込むのですが、今回は本線をひた走る便ではなく、途中から支線に入りGreysという駅まで行く列車を利用します。詳しくは下のc2c路線図を参照。
http://www.c2c-online.co.uk/destinations/stations_and_route_map

列車はBarkingから支線に入り、Dagenhamの工場地帯を走り抜け、やがて住所はロンドンからエセックス州へ。そして、エセックス最初の停車駅がPurfleetです。

正直、ロンドン郊外だというのにかなりの田舎です(笑)
まぁ緑が多くていい街、という風に言っておきますかねぇ。

そんなこんなで駅から歩くこと20分ほど、撮影地に到着です。

Class 373 Eurostar near Purfleet
まずはユーロスター。パリへ向かう列車です。18両の長大編成ですが、先頭車両は機関車で乗客は乗降できないため、実質16両です。それにしてもさすが高速鉄道。速い速い。



Class 373 Eurostar near Purfleet
反対方向(ロンドン方面)のユーロスター。ちなみにユーロスターは最近ロゴを変更しまして、車両に貼ってあるロゴも張替が進んでいます(もう終わったのかな?)。上の写真の車両に貼ってあるのがが旧ロゴで、この写真の車両のが新ロゴです。

ユーロスターの車両は、日本に住んでいても見覚えのある方が多いのではないでしょうか。この車両は1994年の開業時から使用されているフランス・アルストム製のClass 373で、イギリス、フランス、そしてベルギーが分担して所有、管理を行っています。車両番号3000番台がイギリスの、3100番台がベルギーの、そして3200番台がフランスの編成です。しかしこの車両、近いうちにドイツのシーメンス製の新型に置き換えられることが発表されており、ユーロスターの顔である同車も、先はさほど長くないようです。

ちなみにこのユーロスター、一日の本数が片道30本程度と、あまり多くありません。というかヨーロッパの高速鉄道は基本的にそんな感じで、改めて新幹線の技術のすごさを感じます。
とはいえ、そんな列車のこない場所に、わざわざ家から2時間もかけて行くような私ではありません。実は、HS1を走る列車の中で、もっと本数が多く、そしてもっと撮りたかった車両があるのです。

それは・・・

Class 395 Javelin near Purfleet
こいつ。
この写真を見て「あ!この車両!!」と思った人も多いのでは?
ヨーロッパ初の日本製鉄道車両、Class 395です。
ロンドンとパリ/ブリュッセル間の国際輸送がメインなユーロスターに対し、この車両は、高速線High Speed Oneが通るイギリス国内の街、ロンドンとドーバー間の輸送に使われています。
製造は山口県にある日立の笠戸事業所で行われ、そしてイギリスのSouthamptonまで海運されました。
イギリスの車両は全部ヨーロッパ製(まぁBombardierの本居地はカナダですが)であるため、正直今回の日立の進出は日本人の一鉄道マニアとして相当な誇りです(笑)
いや、ていうか、世界的に有名なユーロスターと同じ線路上を、日立製の列車が走ってるって感動的じゃないですか??笑
2009年の12月から運転が開始され、従来から最大45分の所要時間短縮がなされました。ただ、これの運転開始によって、在来線の方のサービスが低下したりと、高速鉄道による問題点はどこでも同じようです…。

因みにこの車両、当然ながらイギリス国内でもっとも信頼性のある車両の一つとして認知されています。2010年の大寒波・大雪の際に、イギリス全土の鉄道ダイヤがめちゃくちゃになったのに対し、このClass 395による列車だけが唯一平常通り運転していました。またこの大寒波の中、ドーバートンネルの中でユーロスターが故障し立ち往生してしまったという事故があったのですが、その際にも、このclass 395が救助車両としてトンネルの外まで故障車を引っ張っていったそうです。ただ残念ながら、modern railwaysという鉄道雑誌が毎年選定する"Golden Spanner"(その年にイギリスで最も信頼性の高かった車両を決める賞)の受賞には惜しくもまだ至っていません。

Class 395 Javelin near Purfleet
ロンドンへ向かうClass 395。因みにHigh Speed Oneは、途中オリンピック会場のあるStratfordを通ることでも知られており、大会の開催中は、この車両がロンドン中心部とStratfordを結ぶシャトル列車として使用されます。


…そんなこんなで一時間半ほど撮影を楽しみました。

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帰りは支線を乗り継いで、地下鉄の東端Upminsterから西の郊外にある最寄駅まで、District lineで延々と帰ることに。ざっと1時30分ほどかかりました。この路線遅いからね(笑)



さてと、この記事はおそらく、私がロンドンから更新する最後の記事になるのではないかと思います。
ロンドン生活の開始と同時に始めたこのブログ、みなさんいかがでしたでしょうか。
当時は初めての海外生活で、不安と期待と様々なものが心に入り混じっていましたが、いよいよそんな海外生活も終わってしまうのかと思うと、何ともさみしく、感慨深いです。

最近たまに思うのが、こっちに来た当時の自分が今の自分を見たら、何を思うんだろうなー、ということです。英語がちょっとしゃべれるようになったとか、海外の鉄道に興味を持ったとか、そういう面では自分がいろいろな変わったのは確かですが、そういうのってなんか表面的なものじゃないですか。だけどもっとこう、この二年半で、なんか人間的に成長できた部分があれたらいいなー、なんて思います。

何はともあれ、この中学生高校生という多感な時期(少なくとも一般的にはそういわれている)を海外で過ごせたのは、非常に貴重な経験だったと思うし、僕自身とても楽しかったです。こんな機会をくれた両親には本当に感謝しています。


…さてさて、振り返るのもいいですが、僕はまた元の日本の生活に戻って行かなくてはなりません。僕は今、ロンドンに来た時と同じように、また新しい日本での生活に対して、大きな期待と、そして不安を抱えています。ですが、こっちでの生活で学んだんですが、なんだかんだで人間どんなとこでもやっていけるんですよ。ですから、日本での生活も、すごく楽しくまたやっていけるんじゃないか、なんて感じています。


さて、長いようで短かったこの2年半、本当にいろんなことがありました。この街と、ここで会ったすべての人々に心からありがとうと言いたいです。

そしてこのブログを読んで下さっている皆さん、本当にありがとうございます。日本でも残りの撮影記の更新はぼちぼち時間を見つけてやっていきますので、引き続き当ブログをよろしくお願いします。

それではみなさん、また日本でお会いしましょう!



ロンドン、さようなら!!
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2012/2/26

London Victoria  Mainline (London)

こんにちは。
そしてとっても遅くなりましたがあけましておめでとうございます(なんだかんだで今年初めの記事なんですよね)。

私は今年度いっぱいで日本に帰るのですが、残り一か月、こっちでやりたいことややらなきゃいけないこと、たくさん山積みです(笑)


ということで今回の撮影記は、7月28・30日分。ロンドン最大のターミナル駅の一つ、London Victoria Stationに発着する列車を記録してきました。

London Victoriaはロンドン中心部のWest Endと呼ばれる区域に位置する、19本のプラットフォームを抱える大ターミナル駅で、ここからは南方面の列車が発着しています。

当駅に来る列車のほぼすべては、Kent州方面へ向かうSouthEasternという鉄道会社と、もうひとつGatwick AirportやBrighton方面へ向かうSouthern Railwaysという鉄道会社の運行で、面白いことにどちらも電化方式は第三軌道です。

2011年7月28日
駅近くに発着する列車が一望できる素晴らしいスポットがあり、今回はそこでおよそ1時間30分ほど楽しんできました。
それにしてもさすが最大級のターミナル駅、ひっきりなしに列車がやってきます。カメラから目を離す暇もほとんどなく、文字通りノンストップの一時間半でした。。

Class 455+Class 456  near London Victoria
まず一枚目は、Southern RailwaysのClass 455。同社のロンドン近郊の短距離普通列車の主力です。よく見ると、この8両の列車は4+2+2両で構成されていますが、後ろ側の2+2両はClass 456という違う形式が連結されています。ちなみにこの車両、かなり味のあるように見えますが、実は1982年製と案外古くありません。

Class 377 near London Victoria
こちらは、同Southern RailwaysのClass 377。2004年に導入された、本線の長距離急行から支線の各駅停車までをこなす万能車両です。カナダのBombardier社製で、同社のelectrostersと呼ばれる車両シリーズのひとつです。車両シリーズと言われてもピンとこない方も多いかもしれませんが、こちらでは車両メーカーがそれぞれ、自社製の車両にブランド名を付けています。日本でいうと日立のA-trainとかがそれに近いと思います。
因みに、前回登場したClass 357もこのelectrosterシリーズの一つです。

Two class 377s near London Victoria
普通運用に就くClass 377同士の離合。同じClass 377でも、長距離系統は主に8両なのに対し短距離系統は基本4両なので、見分けが付きます。ところで左のほうの列車の側面窓が一つ割れています。何があったんでしょうか・・・。

Class 377 and Class 442 near London Victoria
駅入線の信号を待っているClass 442(左)を抜き去るClass 377。
Class 442は、London VictoriaとSouthern Railwayの本線上にあるGatwick Airportの間をシャトル運行をする、特急Gatwick Expressにおもに使用される車両です。製造年は1988年であるものの、長い間South West Trainsという別の鉄道会社に所属しており、Gatwick Expressとして運行するようになったのは2008年からと、結構最近です。

Class 377 near London Victoria
Class 377の100番台(現地ではClass 377/1と表記します)。いくつか異なるバージョンが存在するClass 377のなかでも、この100番台は小さなライトが特徴的です。夕方ラッシュの時間に差し掛かっているため、12両という長編成での運転です。

Class 466 near London Victoria
おもに奥の線路上を入線するのが、もう一つの鉄道会社Southeasternの列車。これは、同社のClass 466+Class 465による6両編成の列車です。この二つの形式はほとんど同じなのですが、Class 465は主に4両なのに対し、Class 466は、短距離や支線、増結用に増備された2両編成のマイナーチェンジ車です。ドアの色が異なるのは、同形式がリニューアル工事の真っただ中のためです。黄色いドアは未更新車を、青いドアは更新車を示しています。ちなみにClass 465ですが、200番台(Class 465/2)を除いて日立のvvvfインバータを採用しています。

Class 375 near London Victoria
Southeasternの主力は上で述べたClass 465ですが、一部は新型のClass 375で運転されています。見た目がClass 377と非常に似通っていますが、それもそのはず、同社もBombardierのelectrostersの一つです。

Class 442 near London Victoria
入線するClass 442によるGatwick Express。
こう見てみると、何となくJR北海道の785形を連想させるデザインですね。この車両が転属してくる前は、Gatwick ExpressはClass 460という非常にユニークな形の車両で運転されていました。まだ数本残っているのですが、今回撮影できずに残念です・・・。ちなみにGatwick Expressは15分に一本の頻度で運転されており、Heathrow Expressと並んで非常に本数が多く便利な空港特急です。

2011年7月30日
この日はSurrey Hills Specialという、SLを使った臨時列車を撮りに行きました。

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まずは一昨日の撮影地で客車の到着を待ちます。写真は10両のclass 442 Gatwick Express。

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さて、ディーゼル機関車に引っ張られて客車がやってきました。

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機関車Class 67に引っ張られてやってきた旧型のレトロな客車。

この後続いて蒸気機関車がやってきて、駅で客車との連結作業が行われました。是非とも見てみたかったのですが、早目に次の撮影地に行っておく必要があったため、断念。

普通列車で撮影地まで移動です。

Class 455 near Kew Bridge
撮影地の歩道橋(Chiswick-Kew Bridge間)で。South West Trainsのclass 455です。同じClass 455でも、Southern Railwaysのものとは前面のデザインが全く異なるのがわかります。

ちなみにこれ、光線状態が非常にいですが、この列車は狙いのSLとは逆方向の列車。

ということは・・・

Surrey Hills Special with 35028 passes near Kew Bridge
あーやっちゃった。
光線状態を確認せずに撮影に出かける癖が見事に裏目に出ましたね。

このあとはバスで近くの繁華街へ移動。マックで昼食をとったり、雑誌を買ったりしているうちにいい時間になってきたので、再びLondon Victoriaの撮影地へ。

Class 456 near London Victoria
28日にあまりいい写真が撮れなかったので、あえてここで載せます。Southern RailwaysのClass 456。えーと、これ、1990年製です。。デザイン古めかしすぎ・・・。

Surrey Hills Special with 35028 approaching to London Victoria
そしてやってきました。今回はなんとかまぁまぁな仕上がりに。煙も若干出ていてよかったです。

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そして間もなく単機のディーゼル機関車が登場。このあと蒸気機関車と客車を車庫まで引っ張っていきます。ちなみに、朝客車を牽引してきたのと同じ車両です。

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そして、今回の列車は車庫へと戻って行ったのでした・・・。

おまけ。
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線路工事の影響によるDistrict Lineの一部閉鎖により、Olympia支線の車両が、本来D stockのところ十日ほどだけC stockで運転されました。
・・・って、London地下鉄に興味がある人じゃなきゃ「だからなに?」っていう情報ですが(笑)。
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