「「平和のかなめ」−韓国映画「トンマッコルへようこそ」から−」
戦争、平和
歴史を何世紀も遡って現在もそのままの生活を続けているような自給自足の村に、三組の兵士がやって来る。
一人はアメリカ空軍パイロット。二人は連合軍の兵士。三人は人民軍の兵士。
時代は朝鮮戦争の真っ只中にあり、彼らは始め敵対し村を戦場とするが、当の村民は武器も兵士も見たことがない。
そのうち彼らは自分たちで破壊した食物倉庫の建て直しと作物の収穫のために村民たちと共に働くうちに人としての心を取り戻して行く。
しかし、アメリカ空軍パイロットの墜落した戦闘機の無線から村を発見され、新たな兵士が暴力と憎しみを撒き散らしに来る。
先の兵士たちは連合して村を守るべく、村から離れた仮想地帯に攻撃ポイントを作るも爆撃の嵐の中で散って行く。
敵対していた者同士が村を守る一点で堅い友情を培いながら・・・・・。
世の中が平和であることの土台になるものは何だろう?
人間一人一人が大事にされ、自分の手で働き収穫を得、分かち合う家族や仲間が居て互いを尊重し合い、人をまとめ上に立つ長なる者は何よりも人々の幸せを願い実行する・・・・。
そんな理想郷があったら国が民族が敵対し、殺し合う戦争など人間の歴史から一掃されるであろうか・・・・。
人民軍の兵士が年老いた村長に聞く。
「あなたは怒鳴ることもなく村人をうまく統制している。その偉大な指導力の秘訣は何ですか。」
すると村長はこのように答える。
「たくさん食わせること。」
写真は三重県の漁村、波切
