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2017/4/18

新刊「アナログ・レコードで聴くブルース名盤50選」  ブルース

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ブルースの名盤図鑑とでもいうべき新刊が出ました。「アナログ・レコードで聴くブルース名盤50選」がそれ。アナログ盤レコードにこだわり、ジャケットをカラーで紹介しているところなどは、2014年発行の「ブルース・レコード・ジャケット」の続編といった雰囲気もありますが、あちらがアート作品としてのジャケットを紹介することに特化し、非常に多くのレコードを取り上げていたのに対し、こちらの書はタイトルからも判る通り、厳選した名盤中の名盤50枚に絞り、ひとつひとつを掘り下げているところが大きな違いです。

「ブルース・レコード・ジャケット」が160ページで900枚以上のレコードを紹介していたのに対し、本書は取り上げたレコード50枚に、より多い224ページを費やしていることからもその掘り下げ度合いがわかるというものです。

名盤といってもサウンドとして優れているという意味にとどまらず、ジャケットやライナーノーツなども含め、総合的に見た芸術作品としてオリジナルのアナログ盤を捉えているのが本書の特徴と言えるでしょう。

基本的にここに掲載されているのは、アナログのオリジナル盤ですが、1つ1つのアルバムは、裏ジャケットやレコードのレーベルも掲載。曲目リストはもちろん、録音日や参加ミュージシャンなどのレコーディングデータもしっかり押さえています。それぞれの作品について、各1ページまるまる使ってその内容も文章で紹介しているので、読み物としても読み応えがあります。

さらに面白いのは、ジャケットやレーベル違いの再発盤や日本盤、あるいは同時期の違う作品や編集盤など関連盤とも言うべきレコードも紹介していること。ひとつの音源やアーティストがどのように紹介されてきたのか、その歴史をも垣間見せてくれるのです。

日本でかつて大ヒットしたスリーピー・ジョン・エスティスのデルマークのアルバム「スリーピー・ジョン・エスティスの伝説」は、まだレーベル名が「デルマー」だった1962年のオリジナル盤を掲載。ジャケットは同じでも、レーベルはその後親しまれているデザインとは全く違っているのは面白く新鮮でした。

先日亡くなったジェイムズ・コットンの名盤「100%コットン」やブルース・ファンならば誰もが聴いたであろうB.B.キングやロバート・ジョンソン。クリフトン・シェニエやライトニン・スリムなど南部のコテコテ系もピックアップされています。

個々のアルバムの情報量が多いので、資料性も高い本書。しかし、カラーで大きくジャケットが取り上げられているので、まずは手にとってパラパラと眺めたい。LPレコードの時代を経験した人も、そうでない若い人も、きっとアナログ盤の魅力を感じるはずです。

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1枚のアルバムごとに基本4ページを費やし詳細に写真入りで紹介


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「アナログ・レコードで聴くブルース名盤50選」
小出斉、高地明、日向一輝、濱田 廣也著
ISBN978-4-907435-94-3
定価:2,500円+税
A5版 224ページ
SPACESHOWER BOOKS
2017年3月31日発行
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