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2017/3/18

訃報:James Cotton 1935 - 2017  ブルース

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James Cotton, Sept. 2000
Photo by (c)Masahiro Sumori.

Mr.スーパーハープことブルース・ハーピスト、ジェイムズ・コットンが亡くなりました。81歳でした。肺炎により、3月16日、彼の地元オースティンのセイント・デイヴィッド・メディカル・センターで亡くなったそうです。

1956年から10年に渡りマディ・ウォーターズのバンドで活躍し、シカゴのブルース界で存在感を示したあと、1967年、ソロ・デビュー。1970年代に入ると、ブッダ・レコードから名盤「100%コットン」をリリース。マット・ギター・マーフィーを含むバンドで、ファンク、ロックを大胆に取り入れたサウンドを披露し、ブルースに新風を吹き込みました。

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The James Cotton Band / 100% Cotton
(1974年)

1985年、初来日。1990年代に入ると、咽頭癌のため声が出なくなったものの、バンドにヴォーカリストとしてダリル・ニューリッシュを入れて活動を続行。1996年、日比谷野音のブルース・カーニバルに出演した際は、同じステージに上がる予定だったジョニー・ギター・ワトソンが、前夜の横浜公演で急逝。彼の分も頑張ったのでしょうか?声もほとんど出ないのに、すごく気合いの入った演奏を聴かせたのが印象に残っています。

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James Cotton初来日フライヤー(1985)

2000年以降もビルボードライブやコットンクラブに出演するなど、度々来日し、楽しませてくれました。

最後の来日は2013年のコットンクラブ公演でした。以前よりでっぷりとしたコットンは、足がだいぶ悪くなっていたようで、ステージまで歩くのにすごく時間がかかっていました。以前は、さっそうと客の間をプレイしながら練り歩いていたときもあったと記憶していますが、もうそういうことはできません。

それでも、ハープを吹くと、まだまだ元気だなと思わせました。以下リンクにそのときのライヴ・レポートがあります。「もう最後の来日になるかも、と思わせておいてまだまだ来そう」なんて書いていますが、残念ながらその後ずっと来日がなく、最近どうしているのかなと気になっていたところでした。

顔面を叩きのめすように吹く「顔吹き」や、単音や同じフレーズをひたすら24小節、36小節と息の続く限り吹き続けるパフォーマンスなど、小技でライヴを盛り上げてくれたコットン。最後の来日も体力は衰えながらも、彼のサービス精神、茶目っ気は十分感じることができました。

2010年には「Giant」というアルバムをリリースしていますが、紛れもなくハーモニカのジャイアントでした。安らかにお休みください。

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James Cotton, 1993
Photo by (c)Masahiro Sumori.

ラスト作「Cotton Mouth Man」(2013年)
http://black.ap.teacup.com/sumori/1413.html

2013年来日公演レポート
http://black.ap.teacup.com/sumori/1369.html

2008年来日公演レポート
http://black.ap.teacup.com/sumori/138.html

2006年来日公演レポート
http://black.ap.teacup.com/sumori/21.html

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