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2017/3/20

Rest In Peace, Chuck Berry  ロック

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Chuck Berry at Long Beach Blues Festival, 1997
Photo by (c)Masahiro Sumori.

チャック・ベリーが亡くなってしまいました。

チェス・レコードからデビューしたのが1955年ですから、それからもう60年以上。90歳でしたから大往生でしょう。

映画「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」で、わがままし放題なチャックに「この映画はあなたが亡くなったあとも功績を残すものだから」と諭すキース・リチャーズにチャックは「俺が死ぬもんか」と言い放ったのが印象に残っています。

とうとうこの日が来てしまいました。

僕も彼のライヴは3回見る機会がありましたが、お世辞にもよいとは言えない内容でした。まずギターのチューニングの狂い方が半端ない。でも、全くあわせる気はなさそう。ステージでの振る舞いを見ていると、「お前らが俺に合わせればいい」とでも言わんばかり。

バンドを従えてツアーすることはなく、行く先々でのミュージシャンとプレイするスタイルだった彼。初めて一緒にプレイするメンバーにも関わらず音合わせもなく、いきなり本番でプレイしていたと聞きます。

映画の中では、そんな風に彼のバックを務めた経験をブルース・スプリングスティーンが語っていました。

良くも悪くも非凡な人だったんだなあと思います。今一度あの映画を見たいなと思います。

RIP。
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2017/3/18

訃報:James Cotton 1935 - 2017  ブルース

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James Cotton, Sept. 2000
Photo by (c)Masahiro Sumori.

Mr.スーパーハープことブルース・ハーピスト、ジェイムズ・コットンが亡くなりました。81歳でした。肺炎により、3月16日、彼の地元オースティンのセイント・デイヴィッド・メディカル・センターで亡くなったそうです。

1956年から10年に渡りマディ・ウォーターズのバンドで活躍し、シカゴのブルース界で存在感を示したあと、1967年、ソロ・デビュー。1970年代に入ると、ブッダ・レコードから名盤「100%コットン」をリリース。マット・ギター・マーフィーを含むバンドで、ファンク、ロックを大胆に取り入れたサウンドを披露し、ブルースに新風を吹き込みました。

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The James Cotton Band / 100% Cotton
(1974年)

1985年、初来日。1990年代に入ると、咽頭癌のため声が出なくなったものの、バンドにヴォーカリストとしてダリル・ニューリッシュを入れて活動を続行。1996年、日比谷野音のブルース・カーニバルに出演した際は、同じステージに上がる予定だったジョニー・ギター・ワトソンが、前夜の横浜公演で急逝。彼の分も頑張ったのでしょうか?声もほとんど出ないのに、すごく気合いの入った演奏を聴かせたのが印象に残っています。

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James Cotton初来日フライヤー(1985)

2000年以降もビルボードライブやコットンクラブに出演するなど、度々来日し、楽しませてくれました。

最後の来日は2013年のコットンクラブ公演でした。以前よりでっぷりとしたコットンは、足がだいぶ悪くなっていたようで、ステージまで歩くのにすごく時間がかかっていました。以前は、さっそうと客の間をプレイしながら練り歩いていたときもあったと記憶していますが、もうそういうことはできません。

それでも、ハープを吹くと、まだまだ元気だなと思わせました。以下リンクにそのときのライヴ・レポートがあります。「もう最後の来日になるかも、と思わせておいてまだまだ来そう」なんて書いていますが、残念ながらその後ずっと来日がなく、最近どうしているのかなと気になっていたところでした。

顔面を叩きのめすように吹く「顔吹き」や、単音や同じフレーズをひたすら24小節、36小節と息の続く限り吹き続けるパフォーマンスなど、小技でライヴを盛り上げてくれたコットン。最後の来日も体力は衰えながらも、彼のサービス精神、茶目っ気は十分感じることができました。

2010年には「Giant」というアルバムをリリースしていますが、紛れもなくハーモニカのジャイアントでした。安らかにお休みください。

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James Cotton, 1993
Photo by (c)Masahiro Sumori.

ラスト作「Cotton Mouth Man」(2013年)
http://black.ap.teacup.com/sumori/1413.html

2013年来日公演レポート
http://black.ap.teacup.com/sumori/1369.html

2008年来日公演レポート
http://black.ap.teacup.com/sumori/138.html

2006年来日公演レポート
http://black.ap.teacup.com/sumori/21.html

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2017/2/23

BLUES & SOUL RECORDS 134号発売  ブルース

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ブルース&ソウル・レコーズ誌、134号が2月25日発売になります。前回の号はローリングストーンズの新譜「Blue & Lonesome」を大々的に取り上げましたが、今回はそれに続いた企画。ストーンズが新譜で4曲カバーしたリトル・ウォルターを取り上げ、「リトル・ウォルターとシカゴ・ブルース・ハーモニカ」という括りで巻頭特集としています。

リトル・ウォルターをBSR誌で巻頭特集で取り上げるのは、2001年の36号以来のこと。実に久しぶりです。僕もこの特集の中でウォルターではありませんが「本誌ライターが選ぶ!ハーモニカにシビれるシカゴ・ブルース・アルバム」に参加していますので、ご覧くださいね。

あと特筆すべきは、BSR誌が受賞したKeeping The Blues Aliveアワード。その授賞式が2月3日、メンフィスで開催され、編集部の井村氏が出席しました。本号にはその現地レポートが掲載されています。

僕は他、リビューコーナーで、ニュージーランドのブルースマン、マイク・ガーナーの新譜「40 Below Blues」を紹介しました。古きよきアメリカを感じさせるいいアルバムなので、聴いてみてください。以下サイトで購入することができます。
https://www.cdbaby.com/cd/mikegarner4

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 134
2017年2月25日発売
定価: 1,600円+税
http://books.spaceshower.net/magazine/m-bsr/bsr-134
表紙 リトル・ウォルター

特集 リトル・ウォルターとシカゴ・ブルース・ハーモニカ
ローリング・ストーンズの大ヒット・アルバム『ブルー&ロンサム』で4曲も取り上げられたリトル・ウォルター。マイクとアンプでハーモニカを電気増幅させる奏法「アンプリファイド・ハーモニカ」を確立し、ブルース・ハーモニカを新次元へと導いた男の生涯と奏法に迫ります。

★電化ブロウのモダンな革新 リトル・ウォルターの37年
★リトル・ウォルターの凄さを知る!!! ハーモニカ奏法解説
★リトル・ウォルター・アルバム・ガイド/『THE BEST OF LITTLE WALTER』『HATE TO SEE YOU GO』『CONFESSIN’ THE BLUES』『THE COMPLETE CHESS MASTERS』 and more
★ブルースを電気増幅! アンプリファイド・ハーモニカの歴史
★本誌ライターが選ぶ! ハーモニカにシビれるシカゴ・ブルース・アルバム

【付録CD】I DON’T PLAY - A Tribute to LITTLE WALTER
リトル・ウォルターの人気曲や関連曲を、ブルース・ハーモニカの名手たちがカヴァー! アンプリファイドの迫力ある演奏から、アコースティックの滋味に満ちた響きまで、様々な味わいのブルース・ハーモニカの音色をお楽しみください。(音源提供:Pヴァイン)

1. ANSON FUNDERBURGH & SAM MYERS: I Don’t Play
2. MIKE MORGAN & THE CRAWL: Crazy Mixed Up World
3. DAVE MYERS: Oh Baby
4. ROD PIAZZA & THE MIGHTY FLYERS: The Toddle
5. ANSON FUNDERBURGH & THE ROCKETS: Nobody But You
6. JOHNNY DYER: Blue Midnight
7. GOLDEN “BIG” WHEELER: You’re So Fine
8. LITTLE ARTHUR DUNCAN: I Got To Go
9. CAREY BELL: Last Night
10. JAMES WHEELER: I’m Just Your Fool
11. LOUIS MYERS: That's Alright [alt.]
12. JUNIOR WELLS: Key To The Highway


第2特集 21世紀ソウルの可能性
今世紀に入り数多く登場してきた、1960〜70年代のソウル・サウンドを踏襲したシンガーやバンドたち。いまなぜ、あの時代の音が新鮮に響くのか。「21世紀ソウル」の可能性を注目アーティストとともに見る。
★21世紀ソウルの可能性 レトロを超えた音楽的強度
★トゥイン・シティーズから登場したソウル・バンド サニー・ナイト&ザ・レイカーズ
★スペインからのR&B愛 ジ・エキサイトメンツ・インタヴュー

【その他の主な記事】
● キーピング・ザ・ブルース・アライヴ・アウォード受賞! インターナショナル・ブルース・チャレンジ&KBA授賞式リポート
●[インタヴュー]ロバート・ランドルフ 新作『ガット・ソウル』を語る
●[追悼]ジョー・ラゴーン/マイティ・クラウズ・オブ・ジョイのリード・シンガー逝く
●[語りたい逸品]濃厚ダウンホーム・デトロイト・ブルース集 CD『V.A. / DOWN HOME BLUES - DETROIT』
●[語りたい逸品]ついに登場したスリム・ハーポ初の伝記 書籍『SLIM HAPRO: BLUES KING BEE OF BATON ROUGE』
●[語りたい逸品]未発表曲だけで構成された「新作」 CD マヘリア・ジャクスン『MOVING ON UP A LITTLE HIGHER』
●[語りたい逸品]謎多き人物の真相があらわに CD ワシントン・フィリップス『WASHINGTON PHILLIPS AND HIS MANZARENE DREAMS』
● 鈴木啓志入魂のコンピCD『ダンシン』シリーズ
● クラウン・ハイツ・アフェア日本初CD化
● 新作アルバム・リヴュー──ロニー・ベイカー・ブルックス/ジョン・メイオール/スクリーミン・ジェイ・ホーキンス 他

【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第18回 これぞエンタテインメント─ルイ・ジョーダン
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「V.A. / Bring Me Another Half A Pint!」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.63 「2つの“サウンド・オブ・メンフィス”」
☆ ゴスペル・トレイン「ウィングズ・オーヴァー・ジョーダン・クワイア」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.210/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第15回「小阪惇平(in the peace)」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報
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2017/2/22

今年のマルディグラは2月28日です  ニューオーリンズ

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ニューオーリンズの最大のお祭りマルディグラ(太った火曜日)。
今年はマルディグラの日は2月28日で、その日に向けて1月からパレードがぼちぼち始まっています。

先週末ぐらいからその数も多くなってきて、だいぶ盛り上がってきているようです。

パレードのスケジュール
http://www.mardigrasneworleans.com/schedule.html

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Saturday, February 18, 2017
Adonis 11:45 a.m. Westbank
Nemesis 1:00 p.m. St. Bernard
Pontchartrain 1:00 p.m. Uptown
Choctaw 2:00 p.m. Uptown
Freret 3:00 p.m. Uptown
Sparta 6:00 p.m. Uptown
Pygmallion 6:45 p.m. Uptown
Caesar 6:00 p.m. Metairie
'tit Rex 5:00 p.m. Marigny Walking Parade
Olympia 6:00 p.m. Covington
Chewbacchus 7:00 p.m. Marigny Walking Parade
Titans 6:30 p.m. Slidell

Sunday, February 19, 2017
Femme Fatale 11:00 a.m. Uptown
Carrollton Noon Uptown
King Arthur Follows Uptown
Alla Follows Uptown
Dionysus 1:00 p.m. Slidell
Barkus 2:00 p.m. French Quarter Dog Walking Parade
Tchefuncte 2:00 p.m. Madisonville

Wednesday, February 22, 2017
Druids 6:15 p.m. Uptown
Nyx 6:45 p.m. Uptown

Thursday, February 23, 2017
Knights of Babylon 5:40 p.m. Uptown
Chaos 6:15 p.m. Uptown
Muses 6:30 p.m. Uptown

Friday, February 24, 2017
Orpheus 6:00 p.m. Mandeville
Hermes 6:00 p.m. Uptown
Le Krewe D'etat 6:30 p.m. Uptown
Selene 6:30 p.m. Slidell
Morpheus 7:00 p.m. Uptown
Centurions 7:00 p.m. Metairie

Saturday, February 25, 2017
NOMTOC 10:45 a.m. Westbank
Iris 11:00 a.m. Uptown
Tucks Noon Uptown
Endymion 4:15 p.m. Mid-City Superkrewe
Isis 6:30 p.m. Metairie

Sunday, February 26, 2017
Okeanos 11:00 a.m. Uptown
Mid-City 11:45 a.m. Uptown
Thoth Noon Uptown
Napoleon 5:00 p.m. Metairie
Bacchus 5:15 p.m. Uptown Superkrewe

Monday, February 27, 2017
Proteus 5:15 p.m. Uptown
Orpheus 6:00 p.m. Uptown Superkrewe
Cleopatra 6:30 p.m. Houma

Tuesday, February 28, 2017
Zulu 8:00 a.m. Uptown Features Royalty
Rex 10:00 a.m. Uptown Features Royalty
Elks Orleanians Follows Uptown Truck Parade
Crescent City Follows Uptown Truck Parade
Argus 10:00 a.m. Metairie
Krewe of Elks Jefferson Follows Metairie Truck Parade
Krewe of Jefferson Follows Metairie Truck Parade
Lyra 10:00 a.m. Covington

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現地には行けませんが、ネットでその様子をみるのも面白いです。バーボンストリートの様子をリアルタイムで見ることができるサイトを紹介します:

Bourbon Street 1
http://www.earthcam.com/events/mardigras/?cam=bourbonstreet

Bourbon Street 2 (Cats Meow Balcony)
http://www.earthcam.com/usa/louisiana/neworleans/bourbonstreet/?cam=catsmeow2

その他、ライブ中継サイト一覧:
http://neworleanswebsites.com/cat/tr/mg/mgc/mgc.html

パソコンに向かって現地にいる気分を味わうのも結構楽しいですよ。おためしあれ。
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2017/2/18

Happy birthday, Irma Thomas!  ニューオーリンズ

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2月18日は、ニューオーリンズのソウル・クイーンことアーマ・トーマスのお誕生日でした。おめでとうございます!

80年代からラウンダー・レーベルより順調に作品をリリースし続けていたアーマですが、2008年の「Simply Grand」を最後に、ぱったりと新譜をリリースしなくなりました。2013年には、自主制作のシングルをリリースしましたが、正直ラウンダーの作品と比べると完成度ではだいぶ見劣りがします。

でも、2011年に20年ぶりの来日をした彼女は2013年にも再度来日、元気なところを見せてくれました。昨年ニューオーリンズで、彼女のライブを再度見ることができましたが、まだまだ元気です。でも彼女ももう76歳。元気なうちに是非もう一度来日してほしいと思うのは僕だけではないでしょう。

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昨年、ニューオーリンズで彼女のライブを見たのはジャズフェスでのことでした。ソロのステージ以外にもB.B.キングへのトリビュート・セットにも登場し、”Please Send Me Someone to Love”を歌いました。僕は見てないのですが、ゴスペル・テントでゴスペルで通すセットもこなしています。活躍していますね。

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ジャズフェスのソロ・ライブは、会場で一番大きいアキュラ・ステージで約1時間。ホーン・セクションだけで4人もいる豪華なバンドです。

ラウンダー時代の比較的新しめな曲から始まり、中盤から”It’s Raining”など1960年代の名曲へ。ちょっと珍しい"Hittin' on Nothin’"なんていうナンバーも飛び出しましたが、これもなかなかよかったです。"I Wish Someone Would Care”の堂々たる歌いっぷりは、さすがでした。やりそうで意外とやらない”Time Is On My Side”もやってくれましたよ。

終盤では、お約束のセカンドラインタイム。"I Done Got Over"から始まるメドレーで、観客はみんなナプキンやハンカチ、タオル、バナーなどを思う思いに振り、大いに盛り上がりました。

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ラストは、前回の来日公演でも印象的だったボブ・ディランの”Forever Young”。50年以上歌ってきた今だから出せる深みを感じました。

こんなライヴ、また日本で見たいです。ぜひぜひ日本に来て歌ってください。よろしくです。

ジャズフェスのアーマ、セットリストはこんな感じでした:

Irma Thomas
New Orleans Jazz & Heritage Festival
April 29, 2016

I'm Gonna Hold You to Your Promise (The Way I Feel, 1988)
All I Know Is the Way I Feel (The Way I Feel, 1988)
Love Don't Change (If You Want It, Come And Get It, 2001)
Got To Bring It With You (Soul Queen of New Orleans, 2009)
It's Raining (Minit, 1962)
Ruler of My Heart (Minit, 1963)
Hittin' on Nothin' (Minit, 1963)
I Wish Someone Would Care (Imperial, 1964)
Heart of Steel (Galactic/Ya-Ka-May, 2010)
Time Is On My Side (Imperial, 1964)
I Done Got Over - Iko Iko - Hey Pocky Way (Minit, 1962)
Forever Young (Swamp Island single, 2013)

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(c)All photos by Masahiro Sumori. All rights reserved.
(at New Orleans Jazz & Heritage Festival, April 29, 2016)
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