2007/5/27
素良先生へ 投稿者:元受講生H 投稿日:2007年 5月25日(金)18時53分20秒
詳細な解説ありがとうございます。勉強になります。
●非正規雇用グループの拡大について
企業は、人件費を固定的な費用と捉えていたものを、限りなく流動的費用にシフトさせている、という印象を受けます。(最近では特に製造業)
確かに、固定的費用だったものを流動的費用にシフトさせれば、生産量が少ないときには費用も少なくて済みますし、ムダな在庫の削減にも一役買うかもしれません。利益もあがるでしょう。しかし、これで「景気拡大」というのは、まさしく平先生の言う通り「雇用されている側への想像力が吹き飛んでいる」のだと思います。
固定費→流動費へシフトさせてよいのは、たとえば「機械設備を自ら持つのではなく、リースに切り替えるetc」であり、[ヒト]はそうであってはならないと考えます。
派遣や偽装請負の問題は、[固定費→流動費]からきているものと思います。
「働き方の多様化、時代の流れだ!」
という話もありますが、働き方の多様化=格差、であってはならないと思います。
少し正論すぎるでしょうか・・・。また、ご指摘お願いします。
付け加え 投稿者:元受講生H 投稿日:2007年 5月25日(金)18時57分55秒
業績が回復しても、正社員の給料(基本給等)にはほとんど反映させず、ボーナスに反映させている企業が増えているところからも、[固定費→流動費]を感じることができます。
Hくんへ(続) 投稿者:素良 投稿日:2007年 5月27日(日)01時31分14秒
★ >少し正論すぎるでしょうか・・・。
思索の対象をまっすぐに捉え、論じる、これが「書く」うえでとても正しい方法だとわたしは思います。ただし、より厳密にいうと、「正論」というのは論理上のフィクションでしょう。アプローチの正しさは、析出された「理論」の正しさを保証しないからです。
★基本給、これはご指摘のとおりとても大切です。企業の年金とあらゆる保健(雇用も含む)は、この基本給で算定されているからです。手当てやボーナスは、いくら多くとも将来にフィードバックする要素とはなりません。月額収入の総量で辻褄を合わせる企業が目立ちますが、これは昔からあったカラクリのようなものです。特にタチの悪いのが、小さな企業の役員待遇、役員手当てというシロモノです。わたし、若い頃一時期ですが、学習塾を運営する某株式会社の取締役という役職を兼務していたことがあります。ここが、まさに上のパターンでした。
★さて、さきの「雇用」に対する指摘からわたしが導いたのは、人間の分節化(内的空洞化)という事態でした。ここは、次回、言語と貨幣をモデルに考えたいと思います。

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