世論調査通りの圧勝やった。
夜通し選挙特番を見ながら、民主党の圧勝っぷりと自民党大物議員の落選や苦戦ぶりに驚がくしていた。
これが勝った負けたがはっきりとする小選挙区の特徴なんやなと、頭では分かっていたけれど、いざ現実に見ると非常に怖い気がした。
あまりに民主党を勝たせすぎや。
事前の世論調査から300議席を超えるやろうということは予想できたんやから、せめて比例でもう少しブレーキをかける人が多くても良かった。
単独ぶっちぎりの過半数って、いくら参議院で単独過半数うが取れていないといっても、完全に事実上の独裁や。
「自民党にはお灸をすえる必要があるし、民主党には一回やらして政権担当能力のなさを実感してもらわないかん」
こういう声をよく聞いたんやけれど、それならそれほど担当能力がない政党に、なんでこんなに権力を与えてしまうのか。
危険すぎる。
高速道路無料化の財源とか子供手当の財源とかどうでもええ。
この政策はどう考えても今の日本の経済復活の起爆剤になるわけがないんやから、実現してもせんでもどちでもええ。
それよりも、安全保障や。
郵政の時も感じたけれど、この国の有権者は何か国と乖離したところに自分が生きている、あるいは自分が生きているところと国が乖離しているという思いがあるんやろうか。
「ぶっ壊す」なんていう表現に大興奮し、気がついたらそれは単なる自傷行為でしかなかった。
今回の自民党にお灸をすえるだとか民主党に政権担当能力のなさを実感させるなんかも、これほど極端な結果が出た今、それはまたしても自傷行為になるんやろう。
日本人が熱しやすく冷めやすいなんてのは、今に始まったことではないし、理解していると思う。
いろんなメディアで前々から民主党の圧勝が伝えられ、各党のマニフェストも出ていたし、それらを解説する上質の書籍も出版されていた。
知りたいと思えば誰でも知れる日本。
それでも、やっぱり世論調査通りの危険なまでの圧勝っぷり。
ここまで来ると、単に無知であるとか想像力がないとかのレベルではない気がする。
そんなこと分かったうえで、その混乱を楽しもうとしているような感じさえする。
昨晩、熱しやすく冷めやすいだけではない、もっと不気味な国民性が垣間見えた気がした。

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