僕は政治に関心があるし、今を生きる日本人にとって大切なことやと思っている。
だから選挙、投票というものがいかに大切かということも理解している。
それに一党独裁の国や血を流してやっと民主主義を勝ち取った国なんかも旅した経験から、いかに貴重で崇高なものなのかも理解しているつもりや。
有権者にとって大切であると同時に、立候補者にとっても生活のかかった大切なものやろうということも分かる。当選か落選かは天国と地獄や。
当然選挙活動にも力が入るやろう。声が大きくなることも仕方がないし、それぐらいの熱意や情熱があるほうが好ましいとすら思う。
けれど、僕はあの選挙カーというものが大嫌いや。
「○○党の○○をよろしくお願いします。○○〜、○○〜。」
って大声で名前を連呼するだけ。
止まって、誰もいなくても自分の理念を説いているのならええ。ぜひやってもらいたい。だけど、ただ単に名前を連呼するだけの選挙カーしかいない。
彼らは、有権者と選挙や投票、さらに政治など、すべてをバカにしてるんかと思う。
そんな名前を連呼されただけで、頭に少し印象が残っただけで投票用意に名前を書いてもらって、そんな支持でもって政治に参加しようと思っている頭って、どうかしてると思う。
残念なことに、そんな名前を連呼されただけで、頭に少し印象が残っただけで投票用紙に名前を書くようなバカな有権者も、そうはおらへん。
あえて名前は出さないけれど、僕の選挙区のある候補者の選挙カーだけが僕の住んでいるエリアにやってきては政党名と自分の名前だけを連呼して去っていく。
そんなことをやるんやったら、一件一件に理念を書いたビラを配るほうがよっぽど有権者には印象に残る。
”どぶ板選挙”って、古い汚いものというイメージがあるけれど、有権者一人一人の顔を見る行為は立候補者にとって大切なことやと思う。
テレビで見るよりも、名前だけ聞くよりも、大勢の聴衆に向かって演説する様子よりももっと身近に候補者を見ることだできる。
候補者の側にとっても、大切なことやと思う。
数百軒の単位なんかではない。数万単位の戸別訪問をする政治家だって全国にはざらにいる。
門前払いを食らうこともあるやろうし、文句を言われたり罵倒されたりすることも多いと思う。だけど、それでもそれだけの数をやりぬくというのは、並み大抵の精神力ではできないと思う。戸別訪問をやっているあいだに、覚悟や強さなんかが培われていくと思う。
選挙で苦労することは政治家にとって将来とても大切なことになる。
最後に。
名前は出さないけれど、わが選挙区の○橋さん。
あなたの政党は最近追い風ムードやから、政党の看板だけで票が取れるとでも思ってはるんでしょう。
確かに各種世論調査を見ても、それを裏付けるに余りある数字を出しているからそう思うのも仕方がないと思います。
労組の強いうちの会社には、いたるところにあなたのポスターも貼ってある。僕の生活の中では、圧倒的にあなたの露出が高いんやけれど、あなたに入れることは断じてないです。
あなたの理念や主義を聞きたい、知りたい。責任ある有権者なら、絶対そう思います。
無意味に名前だけを連呼して去っていく選挙カーが来るたび、僕のその決意が固まる一方です。

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